【初心者向け】デジカメ・一眼カメラの最適なSDカードの選び方|おすすめのSDカード紹介

SDカードはとりあえず安いものでいいか、となんとなくで転送速度や容量を検討せずに適当に買ったりしていませんか?もしそうであればいろいろと損をしているかもしれません。

そこで今回は、SDカードを選ぶとき何で選べばいいのか、自分に最適な容量はどれかなど、私の実体験も交えつつ解説していきます。

自分に合ったSDカードの選び方がわからない人必見の内容です。

デジカメ・一眼カメラの最適なSDカードの選び方

まずSDカードのスペックの見方について必要最低限、解説していきます。

選ぶ観点
  • 転送速度
  • 容量

書き込みと読み込みの速度に関わる「転送速度」

SDカードには転送速度の規格が主に3種類あります。

  • スピードクラス(Class)
  • UHSスピードクラス(U)
  • ビデオスピードクラス(V)

この指標は読み書きの「最低速度」を示しています。

特に覚える必要は全くないので、とりあえずこの表を見て、雰囲気だけでも掴んでください。

最低保証速度スピードクラスUHSスピードクラスビデオスピードクラス撮影可能フォーマット※1
90MB/秒V908K
60MB/秒V608K,4K
30MB/秒3V30(8K),4K,FHD,HD
10MB/秒101V10(4K),FHD,HD,SD
6MB/秒6V6FHD,HD,SD
4MB/秒4(FHD),HD,SD
2MB/秒2HD,SD
※1撮影可能フォーマットはあくまで目安であり、私の経験則から言うとLog撮影などの場合は4KでもV90では足りない場合があります。これ以上のスペックが必要な場合は基本的にCFexpressA/Bのスロットがあるはずです。

スピードクラス10とUHSスピードクラス1(U1)が同じ最低保証速度ですが、UHSスピードクラスの方が新しい規格なので、写真の連射性能を試すとU1の方が上です。

保存可能なデータ量に関わる「容量」

SDカードはその容量ごとに表記があり、以下のような区分になっています。

-2GB4GB-32GB64GB-
SDSDHCSDXC

SDカードスペックの読み取り方

上記の内容を簡単にまとめるとこんな感じになります。

R=読み込み、W=書き込みの速度です。

数字が一つだけの場合は読み込みと書き込みの速度は同じです。

SDカードの容量ってどれくらいが最適なのか

容量と保存可能な写真枚数・動画の長さは当然比例するので、あなたのカメラの使用頻度などの環境に依ります。

写真にはJpegとRAWという保存方法があり、簡単にそれぞれの違いを説明すると、Jpegは写真として完成された状態なので必要最低限の情報しか残さないためファイル容量が軽いです。

対してRAWは後からレタッチ(編集)することが前提なので、情報をたくさん残して保存されるため、ファイル容量が重いです。

撮影可能枚数16GB32GB64GB128GB256GB
RAW写真
(2,000万画素)
819枚1,638枚3,276枚6,553枚13,107枚
RAW写真
(4,000万画素)
182枚364枚728枚1,456枚2,912枚
Jpeg写真
(2,000万画素)
2,730枚5,461枚10,922枚21,845枚43,690枚
Jpeg写真
(4,000万画素)
1,638枚3,276枚6,553枚13,107枚26,214枚
RAW:2000万画素/20MB、4000万画素/90MB Jpeg:2000万画素/6MB、4000万画素/10MB

注:カメラによってもかなり差があるので、一度自分のカメラで試してみてください。

録画可能時間32GB64GB128GB256GB
HD2.5時間5時間11時間21時間
FHD1.5時間3時間5時間11時間
4K1時間2時間4時間7時間
8K30分1時間2時間4時間
※LogやRAWで撮影した場合を除く

SDカードに関する内容は沼が深いので、詳しく知りたい方はこちらの記事で長めに解説しているのでどうぞ。

撮影スタイルと最適なSDカードスペックの提案

余談ですが、カメラ所有者あるあるで、SDカードを抜いて挿し忘れてたせいで撮影できないことがあるので、可能であれば故障なども考えてSDカードは2枚以上所有するといいです。

もちろん予備は部屋に保管せずカメラバックなどに忍ばせておいてくださいね。

写真(Jpeg)撮影は最低10MB/秒以上

読み込みと書き出しの速度が最低10MB/秒以上(UHSスピードクラス1・スピードクラス10)かつ32GBあれば基本的に撮影は快適に行えると思います。

頻繁に取り込んで消すよ、というまめな方は16GBでも大丈夫です。写真の取り込みが面倒くさいという方は64GBあれば余裕があります。

およそ価格帯が、32GBから64GBだと1,000円から3,000円です。

写真(RAW)撮影は64GB以上と最低30MB/秒以上がおすすめ

読み込みと書き出しの速度が最低30MB/秒以上(UHSスピードクラス3)かつ64GBあれば基本的に撮影は快適に行えると思います。

連射を多用する場合や高画素なカメラだとより容量を食うので、128GB以上必要になる場合もあります。

およそ価格帯が、64GBから128GBだと2,000円から6,000円です。

動画撮影は128GB以上と最低30MB/秒以上、かつUHS-IIがおすすめ

動画撮影の場合速度の単位はVの方を見るので、最低30MB/秒以上(V30)があると安心です。V60ならなおよし。

720pとかでしか撮影しないのなら、V10等でも問題はないでしょう。

しかし、今は8Kも撮れる時代ですし、解像度よりもビットレートの方が容量に直結するので、この辺りの知識がなくよくわからないならばV30以上を買ってください。

容量は最低128GB以上あった方が、気持ちに余裕が出ると思います。

およそ価格帯が、128GB以上だと6,000円からです。

風景写真家おすすめのSDカードと周辺機材

SDカード

風景撮影をよくする私として、冬の-10度から夏の35度くらいの屋外で半日過ごすなど、撮影条件としては最もハードなレベルの環境で写真と動画撮影をしてきた中で使っていたのはこのカードたちです。

写真を主に撮影する方はこれがおすすめ。

写真に加えカードの性能を要求される動画撮影もするという方はこれがおすすめ。

また動画撮影の中でもLog形式での撮影をされる方はこのカード以上のスペックがあると安心できます。私はこれを使ってきて2年ほど使ってきて信頼しているカードなので、おすすめしておきます。

ProGradeは3年保証もついていたりと値段に見合うだけの価値があると思うので、私は高くても買っています。

SDカードリーダーと保管用のケース

ちなみにスマホに保存したい方はこのようなアイテムもあります。

SDカードもカメラに挿していない時、長期間適当に置いておくのは良くありません。

このようなケースもあるので、管理が雑になりがちな方はぜひ使ってください。

SDカードはどこに売ってるのを買えばいい?

このような質問もあるようなので私なりの意見を述べておきます。

自分の欲しい容量などの商品があれば、どこでもいいですが、私がいろんな家電量販店などをみてきた限り、一番安いのはAmazonの場合が多いです。

急ぎでなければ、高頻度でSDカードが安くなるAmazonタイムセールで買ってください。あえて順列を記すならこんな感じでしょうか。

コンビニ<家電量販店<Amazon<Amazonタイムセール

特にProGradeの商品は20%とか平気で割引されるので。

最後に伝えたいこと : SDカードは撮影の快適さに直結する

ストラップやバックのようにSDカードもちゃんとしたものを買うと、撮影の時だけでなく、デバイスへ写真を転送する際にもより早く取り込みを終えることができます。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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