「写真・カメラを上達したいけど具体的にどうすればいいのか分からない」という方のために、私が今までやってきた方法を網羅しました。
少しハードな内容ですが、これらを4カ月も集中的にこなせば、私ぐらいのレベルには確実になります。
爆速で上達したい人必見の内容です。
この記事はこんな方におすすめ!・手取り足取り上達方法を教えて欲しい人
センスがなくても確実に上手くなる!技術の磨き方
私の考えでは以下のことを細かく実行していけば、すぐに上達すると考えています。
ココがポイント
1.基礎知識を習得する
2.月1000枚撮る
3.真似したい人を決める
4.レタッチで作風を真似る
5.作品を人に見せる
これらを踏まえて、更に深堀して具体的な内容を説明していきます。ただ、文章量が多くなってしまいがちですので、一部重要な部分だけを抽出していくので、もっと詳しい内容等は別記事にて解説させていただきます。
月1000枚は撮る
これから説明していくことは、とにかく慣れの問題です。知識を学んで撮影する過程でアウトプットしていくことで、徐々に上達していきます。
私は「質は量から生まれる」という考え方なので、最初は基礎的な知識だけを身に着けたら実際にフィールドに出て、撮影することをおすすめしています。
月1000枚に関しては努力目標ではありますが、これぐらい撮影するには四六時中カメラを持つ位の気概が必要です。
カメラの基礎知識
シャッタースピードやF値はカメラ操作において、最も基礎的な知識であり、最も重要な知識でもあります。これが無意識に決定できるようになるまでは、実践をひたすら積む必要があります。簡単にこれらについても解説していきます。
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。
つまり、SSが速いほど動いている被写体をブラさずに写し止めることができ、手ブレも少なくできます。
逆に、SSを遅くすることで、水の流れなど被写体の動きを表現することができます。SSを変えると、被写体の動きを写し止めるか、動きを表現するかをコントロールすることができます。
初心者向けにシャッタースピードについての必要最小限の知識を解説
F値(絞り値)とは、レンズの明るさを表す値です。
F値(絞り値)が小さいほど背景などのボケやすくなります。初心者の段階で覚える必要はないですが、F値は11辺りから数字を大きくしていくと、画質が悪くなっていきます。
ISO感度は高いほど写真がノイズが多くなるということだけ覚えていれば大丈夫です。
以上の3つの要素で、写真の表現は決まります。
あとはレンズの画角などで変わるので、この3つをマスターすれば美しい写真は撮れます。
最初はオートで撮影したくなりがちです。しかし、それでは設定に関しては永遠に上達しません。
もちろん、最初からすべてを自分で操作するマニュアルで撮影しろとは言いませんが、「Tv」か「Av」でシャッタースピードやF値のマニュアル操作をマスターする必要があります。
自分に負荷をかけなければ、マスターのに時間がかかってしまいます。
自分で設定をするとき迷ったりすることがあると思いますが、SS・F値・ISOの決め方は以下のようにして決めていきます。適正露出が箱だとすると、このようにして一杯にしていきます。
滝を撮影しに来た場合なら、
step
1水の流れを滑らかにしたい=シャッタースピードはゆっくり
step
2F値は画質とピントが全体にあう=F8~11
step
3適正露出にする=ISO100
シャッタースピードが遅いので、十分に明るくなるので、ISOは必然的に一番低い値にします。
このように設定決めていくことで、以下のような写真が撮れます。
写真の基礎、水平・近づくことを意識する
カメラの設定などに夢中になっていると構図の基礎である水平が疎かになりがちです。特別な意図があったりスナップでない限り、風景・ポートレート・乗り物などは水平を意識しましょう。
普通に撮影すると、沢山の花がただ写っただけの写真になりますが、一輪の花に注目して近づくだけで主題が明確になるので、それっぽい写真になります。
これ以外の撮影のコツは初心者から素早く上達するための4つの簡単なポイントの記事にまとめましたのでぜひご覧ください。
使えない写真になる5つのミス
・被写体ブレ
・手振れ
・白飛び
・黒潰れ
・ピントが外れている
やってしまうと写真は使い物になってしまいます。これらのミスをなくすためには、とにかく写真を撮ることに慣れる必要があります。
具体的に解決する方法は以下の通りですが、一度に文で理解するのは難しいので、ミスが発生したら都度確認するのがおすすめです。
・被写体ブレ
シャッタースピードは1/800以上
・手振れ
シャッタースピード=1/焦点距離
・白飛び/黒潰れ
ヒストグラムを見て露出を決める。又は露出補正をオートで行う
・ピントが外れている
被写体とレンズの距離が近すぎる
イメージでの解説を見たい方は以下の記事をご覧ください。
構図を意識する
構図はたくさんありますが、大別するとこんな感じになります。
・分割構図
・図形構図
・アルファベット構図
・放射線構図
・対角線構図
案外少ないと思いませんか。もちろんこれだけではないですが、組み合わせたりするのでパターンは様々です。つまり、基礎さえ習得すれば応用はいくらでも可能です。
私が一番使う構図を調べてみましたが、9割方以下の8構図だけでした。
最初のうちでも分割構図と図形構図は使いやすいです。適当に撮影するだけでなくこれらの構図を使っていくことで、写真はどんどん魅力的なものになっていきます。
それぞれの構図が与える印象などは意識すれば劇的に上手くなる!写真の基礎構図7選を作例で紹介でまとめているのでぜひご覧ください。
真似したい人を決める
最初のうちは自分が好きな作風などが分からない場合がほとんどだと思います。
そこで、先人達の作品から好きな作風を真似ることが一番自分の「好き」を見つけることができます。
好きな作風を見つける方法
インスタグラムにはHUBというみんなの作品を集めたアカウントがあります。ここでならプロアマチュア関係なく、様々な人の作品をすぐに見れるので、おすすめです。
ジャンルごとに簡単にまとめてみました。
【風景】
・東京カメラ部
・ONESTORY
・1x.com Japan
・Impressive gallery
・bestjapanpics
・weekly_landscape_capture
【風景・ポートレート・日常】
・PixLib
・みんすと
・photo_life_best
・PHOTO JAPAN
・ Daily photo japan
・RECO
・lovers_nippon
【観光スポット】
・じゃらん
・RETRIP
・オトナ旅
・神社フォトコンテスト
【特定のジャンル】
・LONG EXPOSURE JAPAN(長時間露光)
・はなまっぷ(花)
・富士山絶景 PASHADELIC(富士山)
・igworldclub_sky(夕焼け)
・ig_airplane_club(飛行機)
・japan night view(夜景)
【メーカー】
・Canon EOS 公式
・make the moment : Canon official
・Nikon
・Sony | Alpha
・Sony | Alpha NEWgeneration
参照 : Instagramのフォロワー増加に必須!HUBとフィチャーについて
機材も真似る
好きな人を真似るには形からということで、機材を真似るのがいいです。
なぜなら、メーカーによって写真の色が異なったりすることはよくあることで、レタッチの経験が浅い場合真似するだけでも一苦労だからです。
もちろん、同じ機材を買っても難しいですが、「同じ道具を使って真似できないなら、自分の技術が足りないんだな」と素直に精進できるので、メンタル面でもおすすめです。
これ以外にも見た目やセンサーサイズで選ぶ方法もあります。自分が後悔しない方法で機材を選んでみてください。
作品を人に見せる
人に見せることで確実に上達します。理由は簡単で写真をじっくり見るからです。投稿するまでには、自分の写真を選んでレタッチして投稿という過程が生じます。
撮りっぱなしということがなくなるので、「こうすればよかったかな」など反省する機会になります。人とのつながりもできるので、モチベーションにもなります。
他のモチベーションが欲しいという人は以下のようにお小遣いを稼いでみる方法もあるので確認してみてください。初級編は今すぐにでも始められるのでぜひ!
オススメの本
世界で称賛される北斎の浮世絵。それがなぜ称賛されるのかについて論理的に解説してくれています。フルカラーで構図解説が豊富なのでとても参考になった本です。
多少、疑問符が生じる部分もあるますが、私的にはここまで理論派の写真に応用できる本は珍しいと感じたためおすすめしました。
自分らしい写真とはなにか、などの技術面の悩みだけでなく、心理的な悩みなどに何か発見があるかもしれない一冊でした。
基本的に著者の考えを述べていますが、所々に入る写真が透明感があって美しいものでした。
他にもいい本を見つけ次第追加していきます。
まとめ : 迷ったら相談!
今回は説明した内容を高回転させれば、すぐに上達します。
最初のうちは分からないことが多いです。自分で悩んで答えを出すことも重要で立派なことですが、人に聞くのも最善の策です。あまり深く悩まず、迷ったら発信者に相談してみると、みんな親切に答えてくれると思います。
何事にも言えることですが、必ず波はあります。今回紹介した内容もすべてこなすことは大変なことです。ぜひみんなで一緒に上達していきましょう!
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!