2024年9月現在、GoPro Hero 13 Blackが登場し、もうちょっと待てばよかったと後悔しましたが、比較してみるとまだまだDJI Osmo Action 4は現役。
それどころかもはやアクションカムとして成熟しているため、現状動画メインで使いたい人にとってはコスパ最強機であると私の中では結論づきました。
今回は購入・開封から、アクションカム御三家の中でもDJI Osmo Action 4が最強な理由を簡単に解説します。
まずDJI Osmo Action 4を購入した経緯
以前GoPro12とDJI Osmo Action 4とInsta360 Ace Proのスペック比較をした際にこんな事を書きました。
DJI Osmo Action 4は「真夏や真冬の屋外での撮影などで録画安定性を求める人や主に動画メイン(写真をほぼ撮らない)で使う人におすすめ」と。
小さいカメラで屋外での長時間録画をする必要があったので、実際にDJI Osmo Action 4を購入してみました。
まだ1週間ほどですが、使用してわかったことについてまとめておきます。
DJI Osmo Action 4開封とアクセサリー
DJI Osmo Action 4本体開封
外箱の外観。
中身。
DJI Osmo Action 4の前後左右上下の外観。
小さい筐体にずっしりとした重量感を感じます。
付属のアクセサリーなど。
バッテリーはこんな感じで側面からカバーをスライドして入れます。
潜水ケースなし:18mの防水性能だけあって、蓋ひとつとっても密閉感はしっかりあります。
付属の保護フレーム。
私が購入した、右ガラスフィルムとの相性は干渉してしまうため、だめでした。
ただフィルムの質自体はセールで700円くらいで購入した割にはとてもよかったです。
保護フィルムとK&F CPLフィルター
私が購入したアクセサリー詳細はこちら。
CPLフィルター(円偏光フィルター)は反射の除去・調整、色彩コントラストの向上、保護フィルターの効果を狙って購入しました。
ちなみに、最初は純正品の取り外し可能フィルターが付いているので、これで十分という方は購入する必要ないです。
Osmo Action クイックリリース式アダプターマウントは強力なマグネットで、くっつき鍵爪があるため取れにくいのが便利!
ただ1/4ネジ等の三脚穴はないため三脚等にマウントしようとしている方は注意が必要です。
Smalrig DJI Osmo Action3,4 カメラ保護ケージ
ネジ穴を設けるために購入したのはSmallrigの保護ケージ。
純正のOsmo Action クイックリリース式アダプターマウントは若干爪の長さが足りず、少し浮いた状態になるところが注意。
映像クリエイターが感じたDJI Osmo Action 4の魅力【1週間使用】
録画が停止しにくいという安心感
DJI Osmo Actionのライバルと言えば、GoProですが、操作性や画質面で特筆すべき差があるかというと微妙なところ。
しかし、最も差があるのが熱問題で、特に高画質の撮影では顕著で、4K60fpsだとおおよそ20-30分で停止してしまうようです。
温度が調整できる屋内での利用などであれば対策はできますが、屋内利用であれば私は一眼カメラ使います。
なので、屋外利用で録画したいときにできることが最低条件。
その点DJI Osmo Action 4は比較的、熱停止しにくく、実際に車内ダッシュボード(27度)で、かつ、直射日光が常時当たる環境にて、4K60fps(D-log M 10bit)で50分程度連続撮影しても熱停止はしませんでした。
バッテリーは4k60fps log撮影でトータル60分ほどで切れましたが。
前面ディスプレイの操作性
背面のディスプレイ(インチが大きい画面)の操作性が優れている、もっさりしていないなどは当たり前ですが、前面ディスプレイもタッチで操作でき、反応もいいです。
録画設定を細かく変えれたり、残り何分撮影できるのか、バッテリー残量などが表示されているのが非常に撮影する身としては嬉しい。
最新のGoPro Hero 13 Blackにも負けない。2024年最小・最安のコスパ最強機
ちょうど執筆時にGoPro Hero 13 Blackも登場したので、表を更新いたしました。
スペック比較は以下の通り。
GoPro Hero 13 Black | DJI Osmo Action4 | Insta360 Ace Pro | |
---|---|---|---|
定価1 | 68,800円 | 44,000円 | 55,000円 |
センサー性能 | |||
画素数 | 2760万画素 | ? | ? |
センサーサイズ | 1/1.9インチ | 1/1.3インチ | 1/1.3インチ |
レンズ性能 | |||
焦点距離2 | 広角=12mm 望遠=39mm | 広角=9mm 望遠=24mm | 16mm |
絞り値 | f/2.5 | f/2.8 | f/2.6 |
フォーカス範囲 | 0.6 m 〜 ∞ | 0.4 m 〜 ∞ | ? |
ディスプレイ性能 | |||
サイズ | 背面:2.27インチタッチLCD 前面:1.4インチカラーLCD | 背面:2.25インチ 前面:1.4インチ | 背面:2.4インチ |
解像度 | ? | 背面:326 ppi 360×640 前面:323 ppi 320×320 | ? |
動画性能 | |||
解像度 フレームレート | 5.3K (8:7) 30/25/24fps 5.3K (16:9) 60/50/30/25/24fps 4K (8:7) 60/50/30/25fps 4K (9:16) 60/50/30/254K (16:9)120/100/60/50/30/25/24fps 2.7K (4:3) 120/100fps 2.7K (16:9) 240/200fps 1080p (9:16) 60/50/30/25 1080p(16:9)240/200/120/100/60/50/30/25/24fps | 4K (4:3) 24/25/30/48/50/60fps 4K (16:9) 100/120fps 4K (16:9) 24/25/30/48/50/60fps 2.7K (4:3) 24/25/30/48/50/60fps 2.7K (16:9) 100/120fps 2.7K (16:9) 24/25/30/48/50/60fps 1080p (16:9) 100/120/200/240fps 1080p (16:9) 24/25/30/48/50/60fps | 8K (16:9) 24fps 8K (2.35:1) 24fps 4K (4:3) 60/50/48/30/25/24fp 4K (16:9) 120/100/60/50/48/30/25/24fps 2.7K (4:3) 60/50/48/30/25/24fps 2.7K (16:9) 120/100/60/50/48/30/25/24fps 1440P (4:3) 60/50/48/30/25/24fps 1080P (16:9) 240/200/120/100/60/50/48/30/25/24fps (最大4K30fpsでの撮影時にアクティブ HDRが有効) |
モード | ビデオ HDRビデオ ビデオループ スタートレイル ライトペインティング ライトトレイル | 標準動画モード スローモーション ハイパーラプス タイムラプス | 動画(カメラ内アクティブHDR) FreeFrame動画 PureVideo スローモーション スターラプス タイムラプス タイムシフト プリ録画 ループ録画 |
Log撮影 | 8-bit 10-bit (4K以上) (GP-Log) | 10bit (D-Log M) | ? (できないらしい) |
音声ファイル形式 | WAV (RAW形式の音声取得) | 48 kHz 16-bit、AAC | 48 kHz, 16-bit, AAC |
水平"維持" | 最大27度 5.3K60、4K120、2.7K240、1080p/240 | 最大45度 | 45度 |
写真性能 | |||
解像度 | 2713万画素 (5568X4872) | 約1000万画素(3648×2736) | 4800万画素 (8064x6048) 3600万画素 (8064x4536) 1200万画素 (4032x3024) 900万画素 (4032x2264) |
モード | 標準の写真 バーストフォト ナイトフォト | ? | 写真 HDR写真 インターバル バースト写真 |
出力 | JPEG RAW | JPEG RAW | - |
ボディー | |||
防塵・防滴性能 | 潜水ケースなし:10m 潜水ケースに入れた状態:60m | 潜水ケースなし:18m 潜水ケースに入れた状態:60m | 潜水ケースなし:10m 潜水ケースに入れた状態:60m |
ボディーサイズ (幅×高×奥行き) | 71.8 × 50.8 × 33.6mm | 70.5 × 44.2 × 32.8mm | 71.9 x 52.15 x 38.5mm |
重量 | 154g (カメラ本体とマウントフィンガー + バッテリー) 121g(バッテリーを除く) | 145 g | 179.8g |
動作温度 | -10º C - 35º C | -20℃ 〜 45℃ | -20℃ 〜 40℃ |
バッテリー | |||
バッテリー容量 | 1900mAh | 1770 mAh | 1650mAh |
バッテリー持続時間 | 90分(5.3K30) 1080p30で150分以上 | 160分 (1080p/24fps (16:9)動画撮影) | 100分 (4K30fps アクティブ HDR 動画) |
充電時間 | ー | 約18分 (0から80%まで) 約49分 (100%まで) | 46分 (30W急速充電アダプター使用時) 63分(5V/3A) |
GoPro Hero 13 Blackは12からの進化は、主にバッテリー容量が10%向上したこと、充電がマグネット式に対応したこと、GPS機能が再度搭載された点です。
なので、映像性能は特には変化していないわけで.....
GoProさんはとりあえず、センサーサイズを他社に追いつくことがマストだと思います。
上記の点からGoProは無し、Log撮影に対応していないInsta360 Ace Proも候補から外れるため2024年9月時点では値段も最も安く、動画性能も申し分ないDJI Osmo Action4がコスパ最強機という結論になりました。
ちなみに、DJI Osmo Action5も出る噂があるので、そちらに期待が湧きますね。
特に急ぎで必要のない方は、DJI Osmo Action5待ちでいいと思います。
以上です。最後までご覧くださりありがとうございます!