【レビュー】RF100mm F2.8 L Macro IS USMはCanonユーザーなら絶対買うべき一本|作例あり

RFレンズというのは基本どれも効果で大三元クラスともなると40万円程度。

明らかに趣味の人が入手するにはハードルの高いレンズ。

しかし、それらに匹敵する描写と存在するレンズの中でトップの最大撮影倍率1.4倍(最短撮影距離0.26m)を兼ね備えた性能を持ちながら、新品でも17万円、中古に至っては備品で14万円台で取引されあるコスパ最強レンズ。

私も中古で購入し、とても感動したのでレビューをしておきます。予算を抑え目に、美しい写真を撮りたい人必見の内容です。

【レビュー】RF100mm F2.8 L Macro IS USMはCanonユーザーなら絶対買うべき一本

最大撮影倍率1.4倍(最短撮影距離0.26m)の破壊力

最短撮影距離が0.26m=26cmというヤバさについて想像しにくいと思いますが、レンズフードを装着した状態だとレンズフードと被写体が接触するまで近づけます。

最短撮影距離の計測開始点はセンサーからの距離なので厳密にはこのレンズの長さが14.8cmなので、5cmほどは離れているわけですが。

そこまで近寄れる、かつ焦点距離が100mmなので撮れる写真のインパクトは抜群。さながら顕微鏡で撮影したような写真が撮影可能。

手ぶれ補正の強力さ

何のカメラを使うかにもよりますが、R5に装着した場合は8段の手ぶれ補正。

「EOS R5」(2020年7月発売)装着時は、ボディー内の手ブレ補正機構と協調制御することで、8.0段※の手ブレ補正効果を実現し、動画撮影時も高い手ブレ補正効果を発揮。

Canon公式サイト RF100mm F2.8 L Macro IS USM

F2.8と明るいレンズであるため、かなりシャッタースピードを早めに設定可能なため、100mmであっても三脚は必要ない、使うことが少なかったです。

動画内でも使用しましたが、基本手持ちでマクロ撮影しています。

描写力高さ

最前面のレンズを凹面で開始することで至近撮影時の球面収差を抑制するなど、13群17枚の新規光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減し、マクロ撮影も含め、定評のある「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」(2009年10月発売)と同等の画面全域で収差の少ない高画質な描写を実現。

Canon公式サイト RF100mm F2.8 L Macro IS USM

技術的な話をされても難しいと思いますが、私が最初に体感で感じたのはRF24-105mm F4 L IS USMの2段階上くらいの描写力を持っているかなと感じました。

2段階というとだいぶ想像しにくいと思いますが、まず第一印象は「艶がある」といったものでした。

PCでRAWデータを見たときはすでに完成されてるような状態で、ガラスコーティングでもしたのかと思うくらいでした。

これといった収差も目につかないですし、逆光耐性もある。最高!の一言。

逆光耐性について

フレア・ゴーストの発生についてですが、強い部類だと思います。

後ろの丸いのが太陽です。

基本的にマクロ撮影時はピントはマニュアルで調整することが望ましいです。かなりカミソリピントで、AF任せだとあっちこっちにいくので、三脚でしっかりと固定しながら焦点を合わせるととても綺麗な写真を撮れます。

強いていう不満点

SAコントロールは使わない

これといって目立った不満点はないのですが、SAコントロールはいらなくないかというのが正直なところ。

遊び要素としては面白いのですが、個人的にボケを加工するならソフト上でやりますし、データそのものは一番いい状態で残しておきたいので、こういった一時の迷いで写真の質を変化させる要素を発生させる機能は私は使いたくないのです。

個人的に気になるポイントはこれくらいです。

RF100mm F2.8 L Macro IS USMの作例

追加の作例はこちらのページをご覧ください。

最後に伝えたいこと : RFレンズで最も買うべきレンズでは

ここ数年の手ぶれ補正の進化により、明るくて大きなレンズを大枚を叩いて買う必要性に私は昔ほどの意味を見出せなくなっています。

ですがこのレンズはこの価格帯で、この描写力。撮影できる写真を考えても人は選びますがRFレンズの中で最も買うべきレンズではないかという感想を抱きました。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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