【Px7 S2レビュー】Bowers & Wilkins ノイズキャンセリング ヘッドホン Px7 S2ブルーが最高に良い

2023,03/18

私は風景写真家の工藤瑛志。普段はもっぱら写真のことを発信しているのだが、今回は動画編集時のオーディオ環境を強化したいと思い、このヘッドホンを購入したので、せっかくだから感じたことをこうして記してみる。

結論から言ってしまえばこのPx7 S2は空気感を楽しむことのできるヘッドホンだ。買って後悔はしないだろう。

一応いいカメラを持っているので、物撮りの写真も載せつつ紹介していきます。最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

商品概要

新宿ヨドバシカメラで買ってきた。店頭価格は60,500円で10%のヨドバシポイントが入る

トータルで比較すると私が購入した2023年3/17時点でAmazon価格は55,000円であることを考えると、550円程お得だった。

僕が選んだカラーはブルーで、他にもブラックグレーとカラーは3色展開。

重量は本体のみで307g

連続再生時間は30時間、充電時間は2時間で15分の給電で7時間の再生が可能。マルチポイント接続が可能で、ノイズキャンセリングが付いてる。Bluetoothバージョンは5.2。

開封

外箱はこんな感じ。新宿から持って帰る時の高揚感、久しくネットショッピングでは忘れていた感動を味わえた。持ち帰る時間をエンタメにしてくれるのはお値段のおかげか...

開ける。

フィルムを剥がす。よくあるぺりぺりとしたやつ。

スライドして出すパターン!けっこうギチギチで出すのは大変です。

お〜。白の箱に社名。シンプルなのが好きな僕にとっては最高のデザイン!

重箱のようになっている箱を上に引っ張ると本体のお出まし。

照明の具合などによって実際の色と異なるので、実際に購入される際はご自身の目で絶対に確認してくださいね

デザイン性の高さ。音もいいがこっちの方に惚れて購入した感が強い。

デザインを楽しむ

質感や付け心地

耳に接触する部分は一般的によくあるものと大差はない。SennheiserやBoseと同じ感じではある。

装着感は少し締まった感じ。店頭で装着した感じは似た価格帯のSennheiser ワイヤレスヘッドホンMOMENTUM 4 の方がゆったりしていた。

僕の頭の横幅は16-17cmくらいなので参考にしてもらいたい。ただ、やはりこの辺の比較はご自身で試すことを強くおすすめしたい。

伸縮する部分は結構いい感じ。金属のような質感でありつつマット調であるため高級感がある。調整に関してはカッチとはまるフックがあるわけではないので、自分の頭に合わせて自在に伸ばしたり縮めたりすることができる。

ボタン周りなどは普通。押すとカチッとなるタイプのプラスチックボタン。電源オンオフとペアリングはスライド式。

ケースはこんな感じ。メガネケースのようなファブリック系。

音楽を聴く

空間表現力が優れた音

このヘッドホンでライブ映像を観たら、正直びっくり。

イヤホンにありがちな高音の耳鳴り感、なんて喩えたらいいかわからないがキンキンする感じが全くなく、高音が伸びやかで低音は自然。

全体の音に良い意味で機械らしさ、特徴みたいなものが少ない気がするから会場に実際に居て耳で直接聴いている感じ。つまり、没入感が楽しめる。

会場に音が反響するような空気感等を感じる事ができる気がするし、空間表現力の高さはかなり良い方だと直感的に感じる。

縦方向、音の表現域の広さはもちろんだが、横方向、それぞれの楽器の音の粒がハッキリしている。小さなアクセントで入っている音など、普通であれば聞き逃しがちな音がしっかり耳に入ってくる。

AppleMusicのDolby Atmos音源だとより認識しやすいかも

私は基本的にロック・オーケストラ等を聴くタイプなので、めっちゃ相性がいい。既にずっと付けたいくらい好き。ずっと水星の魔女のBGMを聴いていた。

ただ正直、音源の圧縮方法などで変わるところがあるから真価が発揮できているかといえば疑問がある。

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリングはApple系のオーディオ機器よりは弱いと思うが、個人的にノイズキャンセリング機能がオンになった時の密閉感、例えるなら気圧が変化したときのような感じが少ないからこっちの方が好みではある。

ノイズキャンセリングが強い方がいいという方はAppleやSonyのヘッドホンがいいかもしれない。

アプリケーション

デバイス側で操作するためのアプリケーションがあります。

使い方などの説明があります。

ノイズキャンセリングの切り替え設定、イコライザー、デバイスの設定ができます。

ソニー等に比べて音の調整は少ないと思います。極めてシンプル。

後もう一歩!3つの欠点

音質面や質感ではかなりポイントが高いものの、UI/UX面でもう少しと感じることがある。

ビープ音が調整できない

ノイズキャンセリング、外音取り込み等の切り替え時のビープ音が結構大きい。

まあ百歩譲って大きいのはいいが、調整する機能がないのはマイナス。

再生停止機能が賢いとは言えない

ヘッドホン取り外し時の再生停止機能の反応があまり賢くない。

イヤー部分を片方持ち上げれば音楽が止まるはずなのだが、止まらなかったり、2-3秒してから止まることが多々ある。

反応する感度はアプリで3段階調節可能だが、反応が悪くなりすぎたり、良くなりすぎたりと微妙な感じ。

折り畳めない

これは欠点と言っても織り込み済みで購入していから文句は言えないが、頻繁に持ち運ぶ人には向いてないと思う。

キャリングケースのサイズが、幅189mm×縦233mm×厚63mmだからそこそこかさばる。

まとめ

全体的な完成度は値段相応といった印象を受ける。ただ、音質やデザインで気に入ることがあるなら是非とも手にとってみてほしい。オーディオ機材としてだけでなくファッションアイテムとしても活用できるお洒落感がある。

所有欲を満たしてくれる最高のヘッドホンだ。

一つ上レベルのPx8という機種もあるが、そちらは10万円するので敷居が高い。Bowers&Wilkinsの携帯可能なオーディオ機器が欲しければ、実質これしか選択肢がないのは逆に潔くて迷わなくて済むのでいい。

以上で終わりです。最後までご覧いただきありがとうございました!

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