今回の撮影場所は長野県木曽エリア。
外気温は規格外の-14℃。さすが夏でも涼しい避暑地。日の出前に来れば霧氷や気嵐、2月であれば氷柱などの冬の自然現象オンパレードの絶景スポットなだけはある。
開田高原のあたり
熊野神社
最初に訪れた場所は熊野神社。いつも行く場所と違う道へ逸れたら見つけた素朴な神社。周辺は森。ひたすらに無音で鳥の鳴き声や遠くの人の気配がするのみ。
朝9時で丁度太陽が狛犬を照らし神々しい。
撮影しているとよく起こることだが新たな発見がある。今回は狛犬の表情・造形が神社によって全く異なっている。
当たり前といばそれまでだが、自分にとっては一つ一つがオーダーメイドのような職人技であることに驚きがあったのだ。
野良猫さんもすたすたと心なしか速足で移動中。この寒さでも逞しく生きている動物には尊敬の念を抱く。
開田高原
開田高原までの道中。木曽は昔ながらの家が多く風景もひと昔前にタイムスリップしたかのようで、一周回って新鮮。
雪はまたもや少なめ。ただ照り返しが強くめちゃくちゃ眩しい!
こういう時にEVFだと明るさが変えられて便利。この程度では大丈夫ではあるが、太陽に向けて撮影するときいつもセンサーが焦げちゃうのではないかとヒヤヒヤしている。
御嶽山展望台
再び移動し御嶽山を望める峠途中の展望台へ。この時はご覧の通り雲で見えません...(駐車場の雪かきが中途半端で止め方に困る)
木曽馬の里だけでなく、そこら辺にも木曽馬はいる。本州唯一の在来馬。ポニーに近いが明らかに体躯はガッチリしている。農耕を手伝ってもらうのだろうか。乗馬体験もやっている場所があるからそのためか。
とにかくゆったりとした構え。微笑んでいるようにも見える口角の上がり具合。とてものんびりとした空間だ。
マイナースポット
少し奥まった集落。寂れた温泉があるだけのとても日本の田舎らしい風景が広がる。
ただ御嶽山の眺めは別格だった。
八幡神社
名の知れた名前を冠した神社に相応しく非常に立派な神社。
この近所の神社、八幡宮は品陀和気命(ホムワダケノミコト)「応神天皇」が御祭神となっている場所がある。この八幡神社の詳細はネット情報だと分からなかった。
非常に歴史を感じさせてくれる風景な場所ですが、非常に綺麗にされている印象。灯りが燈ったら雪景色と相まって非常に綺麗そう。
一日に複数の神社に参ったことで気づいたことだが、それぞれ狛犬にも個性がある。
さすがの寒さなだけあってつららも立派。しかしここのはまだ小さく大きなものでは2m程度の氷柱が育っている場所もある。
巴淵
鎌倉殿の13人、木曽義仲ゆかりの地であるので、関連する場所もちらほらと。ここもそのうちの1つ。
「木曽町日義といえば木曽義仲挙兵の地として有名ですが、木曽義仲といえば義仲以上に「巴御前」が有名でしょう。騎馬にまたがり長刀と強弓の女武者で、義仲と共に多くの戦いに勝ち幾多の敵将の首を取ったと伝えられています。・・・巴御前はこの淵で泳ぎ、近くの野山を駆け巡って強靭な女武者に育ったと言われています。」
こちらの記事より引用させていただきました。
かなりの深さがあり、水は透き通っていて川底が見える。
歴史を知らなければ変哲のない川、でも過去の人々もこの川を見ていたと思うと不思議と素晴らしい場所に思える。
奈良井宿
木曾で一番有名といっても過言ではない奈良井宿に訪れた。参考程度に説明も。
「旧中山道の奈良井宿は、鳥居峠上り口にある鎮神社を京都側の端に、奈良井川沿いを緩やかに下りつつ約1kmにわたって町並みを形成する、日本最長の宿場です。 中山道木曽路十一宿のうち、北から2番目の難所:鳥居峠を控えた宿場町。 かつては街道を行き交う旅人で栄えました。その様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいでした。奈良井宿は鳥居峠の上り口の鎮神社を京都側の入口とし、奈良井川に沿って約1kmの中山道沿いに町並みが形成されています。旅籠の軒灯、千本格子など江戸時代の面影を色濃く残しています。時代を超えた風格が感じられます。」
こちらの記事より引用させていただきました。
僕は写真と同じくらい幼い頃から電車が好き。奈良井宿の建築と電車の組み合わせが本当に最高。
知らない人の方が多いと思うので、奈良井宿は上から眺めることのできる場所が複数あることを紹介しておく。北と南の両端に存在する。
奈良井宿周辺には様々な神社がある。今回は鎮神社と八幡宮を訪れてみた。
鎮神社
鎮神社は大きく立派な建造物で入口の朱色の鳥居が超ビック。狛犬は珍しい黒色で歯が金歯。とても強そう。
八幡宮
こちらの八幡宮は素朴な雰囲気。それでいて階段下の鳥居の横には旧中山道の杉並木があり、新緑から秋の季節は非常に美しく彩られている。
食事処松波
入ったことのないお店を発見したので入店してみる。長野県と言えば信州蕎麦というイメージがあると思いますが、このお店には蕎麦はなくソースかつ丼や岩魚、もつ煮などの品が。ところてんやぜんざいも。
味は駒ヶ根などで食べれるものとさほど大きな差異はなく、少しとろみのある甘しょっぱいタレが衣とキャベツ、ご飯に絡み食欲が爆増する。ただ漬け物が自家製な点で2つ付いてくるのは珍しい。
ちなみに、木の器はかなり大きく奈良井宿内のお店でも売っているものだ。父は気に入って買っていた。熱い食べ物を入れて持っても熱を感じにくいからいいらしい。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!
完成動画
今回のロケで完成した動画はこちらです!前後編になりました。