「一眼って難しい!」最初は誰もが同じ気持ちです。上手になりたいけど、簡単な解説が欲しいという方もいますよね。
そこで今回は、上手になるための基礎の基礎であるポイントを、初心者がやりがちなミスを交えて解説していこうと思います。
初歩的なミスを100%無くしたい人必見の内容です。
この記事はこんな方におすすめ!・一眼を上手く使いこなせない人
初心者がやりがちなミス5選
・被写体ブレ
・手振れ
・白飛び/黒潰れ
・ピントが外れている
以下、それぞれの具体的的な改善方法をお伝えしていきます。
被写体がブレている
具体的にはこういったものです。被写体の残像だけのもの。主に動物や乗り物などの撮影で発生します。原因はシャッタースピードが被写体の移動速度に対して遅いからです。
解決策
シャッタースピードは1/800以上
被写体の移動速度が200km/hなどの新幹線等では、もっと高速にする必要がありますが、1/800ssであれば大抵の被写体はブレることを防げます。
すべて動きが素早い被写体ですが、すべてシャッタースピードは1/800です。
手振れ
被写体ブレと似たようなものですが、こっちは風景などの静止している被写体の撮影で発生するブレです。原因はシャッタースピードが焦点距離に対して遅かったためです。
解決策
シャッタースピード=1/焦点距離
焦点距離が300mmであった場合には、シャッタースピードを1/300以上にすれば手振れが発生しにくくなります。
しかし、これだけでは手振れは発生する可能性があるので、屋外であれば焦点距離に関わらず1/500以上にすると手振れは抑えることができます。
ただ、ISO感度が上がり過ぎてノイズが多くなってしまう場合は例外ですし、シャッタースピードを下げる場合は無難に三脚を使用して撮影すると手振れは無くなります。
白飛び・黒潰れ
白飛び・黒潰れはともにディティールが崩れているものです。原因としては適正露出で撮影しなかったことです。
赤が白飛び、青が黒潰れです。
解決策
ヒストグラムを見て露出を決める。又は露出補正をオートで行う
ディスプレイを見ながら露出を決めることをしている方は多いと思います。しかし、これでは環境によって露出が左右されてしまいます。もちろんこういった場合ファインダーを覗けばいいのですが、何かとディスプレイの方が便利だったりしますよね。最近はファインダーの無い、一眼カメラもありますし。
なので、カメラの設定で赤枠のようなグラフ(ヒストグラム)を表示させて適正な明るさに設定しましょう。
グラフの尖った部分が枠を突き抜けなければ、白飛び黒潰れは最小限に抑えることができます。
カメラ側が自動で露出補正を決めてくれる機能を使ってもいいです。±1以内、基本的に-側に設定すれば明るすぎたり暗すぎたりすることはなくなります。
ただ、ISOで調節するので感度が知らない間に高くなったりすることでノイズが載ってしまうこともあるので注意です。
朝や夕方、陰影が強いときは露出の決め方が難しいですよね。明るい方に合わせると黒潰れしますし、暗い方に合わせると白飛びします。こういった場合は以下のようにしてください。
さらに詳しく
コントラストが強いときは明るい部分(ハイライト)に合わせて撮影
基本的にカメラはRAW撮影した場合、シャドウ部分の復帰は得意です。以下の画像のように黒潰れしていても問題ないです。
反対に明るい部分の復旧は難しく、ディティールが失われた状態になります。
木目は失われてしまっていますね。
ピントが合っていない
これは画像で伝えるまでもなく、ピンボケしている写真です。この原因としては被写体とレンズの距離が近すぎる場合が多いです。レンズには「最短撮影距離」というものがあります。
マクロレンズ | 望遠レンズ | 標準レンズ |
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM | RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM | RF24-105mm F4 L IS USM |
0.26m | 0.9m(100mm時) | 0.45m |
このようにレンズによって、近づくことのできる距離が異なります。あなたが使用しているレンズの最短撮影距離より被写体に近づいてしまうと、どのように工夫してもピントが合うことはありません。
また、花火や星などはオートフォーカス(AF)でピントを合わせようとすると迷ってしまいがちです。こういった場合にはAFではなく、マニュアルフォーカス(MF)に切り替えてピントを合わせると上手くいきます。
まとめ : これだけは覚えて!
屋外でのシャッタースピードは1/500以上。露出はハイライト側に合わせて撮影すること。自分のレンズの性能を知ることが上達への必須知識となります。楽しい写真ライフを!
上達する方法論を知りたい人はこちらの記事もどうぞ!
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!