【デジカメ用語のBit】画質に直結するビットを簡単解説

2021,08/14

一眼を始めると「RAWデータ」というものを知ると思います。RAWにはビット深度というものがあり、これは画質に影響します。

そこで今回は、カメラにおけるBitについて簡単に説明していきます。

画質について興味がある人必見の内容です。

この記事で学べること
工藤瑛志
・ビット深度の基礎

・保存形式によるビット数

【デジカメ用語のBit】画質に直結するビットを簡単解説

ビットとは

簡単に言うと、色の情報量です。

8bitなら、2の8乗で256階調の情報量を持っているということになります。また、256階調をRGBの3つ、256の3乗なので、16,777,216色を表現しているということになります。

画像でイメージした方が分かると思います。bit数が大きいほど、2の画像のように色が滑らかに表現されます。

1
2

人間の目は一般的に1,600万色の識別できるので、およそ8bitと同じということになります。

※センサーサイズが大きいほど、階調表現がより豊かになります。

カメラのRAWデータのBit数

RAWデータは何bitなのか気になるかもしれませんが、これは機種によって異なります。

恐らくほとんどの機種が12,14,16bitのいずれかに該当すると思います。

12bit14bit16bit
4,096階調16,384階調65,536階調
687億色 4兆4,000億色 281兆4,749億色

JPEGデータ

JPEGデータは例外なく8bitです。

つまり、こういった意味で高画質で保存したい場合や後から現像するなら、データが重くても、RAWデータで保存しておいた方がいいわけです。

保存方法で迷ったら、写真データの長期保存の方法の記事をどうぞ。

RAWとJpegの更なる違いの解説はこちら。

バンディング

JPEGは8bitという話をしました。

JPEGをレタッチする場合には、色情報が不足しているために起こる、バンディングという現象が発生しやすいです。

引用 : https://www.hisour.com/ja/colour-banding-24591/

左の画像は右の方に比べて、色が滑らかに変化していないのが分かると思います。

まとめ : 画質が左右される要素はたくさん

bit数について理解して頂けたでしょうか。

RAWデータは重いですが、後々JPEGで撮ったことを後悔することも少なくないので、是非RAWで撮影したことがない方はRAWで撮影して自分の世界観を作ってみてはどうでしょうか。

また、画質は画素数だけで語られることも多いですが、Bit数やダイナミックレンジなどでも左右されます。難しいですね。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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