YouTubeチャンネル登録者数1,000人から1万人までの収益はいくら?【写真系YouTuberの現実】

2024,01/08

YouTubeはSNSの中でも最も収益化の方法が多く用意されているプラットフォームであり、挑戦してみたい・しているという人は多いと思います。

この記事を通して、良い意味でも悪い意味でも収益面の現実を知ってもらえたら嬉しいです。

YouTubeを副業として挑戦してみたい、自分のコンテンツをたくさんの人に観てもらいたいという人必見の内容です。

YouTubeチャンネル登録者数1万人の収益はいくら?

私はジャンルとして写真系YouTuberで視聴者の年齢層が高いので、1再生あたりの広告単価は高い方です。

これを踏まえてチャンネル登録者数の推移と併せて、確定した収益(銀行に振り込まれた額)を公開します。

収益明細とチャンネル登録者・再生数の推移

5月6月7月8月9月10月11月12月
チャンネル登録者数1,0901,1491,2661,4334,5298,74210,71312,002
収益額¥136¥1,623¥5,635¥11,547¥32,992¥67,441¥52,411未確定
再生回数6,8357,27511,50617,802116,690171,83498,42555,465
月の最終日の集計データを表示しています。

2023年4月16日に登録者数1,000人を達成し、同年5月27日から収益化開始。

グラフデータの解説

9月から収益と登録者が伸びているのは、過去の1つの動画がブラウジング機能でおすすめされ始め、爆発的に再生数が伸びたからです。

一つの動画が再生され、チャンネルの回遊数が増えれば当然チャンネル全体がアクティブになり始め、チャンネル登録者数と再生回数が伸び、収益が増えるというわけです。

ただし、注意が必要でこれらのデータから分かるように、「チャンネル登録者数は収益には直接影響しない」ということです。

収益を最大化するために必要な要素は再生回数です。

基本的にチャンネル登録者数というのは大幅に減ることはないので、時間が経つほど積み上がっていくものです。ですが、再生回数というのは新規視聴者の数+リピーターの数で決まるので、常に質の高いコンテンツを投稿し続ける必要があるのです。

私の場合は、8分越えの動画(広告を多く貼れるようになる時間)を意識し、週1本投稿を1年以上続けました。

収益獲得の4パターン

YouTubeでは再生回数に連動する広告収益以外にも、スポンサーシップ、ファンからの直接的な支援(メンバーシップ、スーパーチャット等)、物販、アフィリエイトなどが存在します。

  • 広告収益
  • YouTubeでは、動画再生時に表示される広告から収益を得ることができます。YouTuberは、YouTubeパートナーシッププログラムに参加し、広告を動画に表示する許可を得る必要があります。広告収益は、再生回数や広告の種類、視聴者の反応などによって変動します。

  • スポンサーシップ
  • 一部のYouTuberは、企業やブランドからのスポンサーシップを受けて収益を得ています。スポンサーシップは、動画内で特定の商品やサービスを紹介することや、特定のブランドとの提携を行うことで実現します。スポンサーシップ契約の条件や報酬は、YouTuberと企業との間で個別に合意されます。

  • ファンからの支援
  • ファンは、有料のメンバーシップに登録したり、YouTuberが提供する特典を購入したりすることで、YouTuberを支援することができます。また、クラウドファンディングプラットフォームを活用して、ファンからの資金を募ることもあります。

  • ストアの連携による製品販売
  • 外部サイトをYouTubeと連携させることで、チャンネルを訪問した視聴者に対して、製品を表示させ、商品を購入してもらうことが可能です。

  • アフィリエイト
  • 概要欄やコメント欄にアフィリエイトリンクを添付し、視聴者がそのリンクを経由して商品を購入した場合に紹介料が支払われます。

現在の私のチャンネルの場合は、1と3が収益の柱となっています。

広告単価と視聴維持率・視聴者層の関係

収益発生の仕組みから考える単価アップの方法

YouTubeで収益化するとすれば広告収益がメインになる人が多いと思います。

簡単に仕組みを解説しておきます。

既に再生回数が増えるほど収益が増えるということは説明しましたが、ここで重要になる考え方が、視聴維持率と視聴者の年齢層です。

これを意識すればそこまで再生数が多くなくても、収益を増やすことができます。

YouTube(Google)は、視聴者に最適な広告を表示するためにアルゴリズムを使用し、広告主から収入を得ています。

広告主の目的は、自社の商品を視聴者に購入または認知してもらうことです。

つまり、私たち動画クリエイターが良質なコンテンツ(視聴維持率の高い動画)をYouTubeにアップすれば、広告がより長く・多く見られるわけです。

よって、長く観られる動画=視聴維持率の高い動画や視聴者の年齢層が高い(お金を持っている)ほど、単価が高くなるのです。

これらを意識した動画を作れれば他のクリエイターよりも稼げるようになります。

収益安定化の難しさ

前述したように、さまざまな要素によって収益は変動します。

広告の設定や視聴者の反応によって収益が変動するため、一定の安定した収益を得ることは難しいかもしれません。

この解決策としては、スポンサーシップを受けるなどありますが、自分のチャンネルやコンテンツのブランド価値を高める必要があります。企業やブランドは、自分たちの商品やサービスを効果的に紹介してくれるYouTuberと提携したいと考えています。したがって、コンテンツの質やチャンネルの人気度を向上させることが重要です。

また、ファンからの支援を得るためには、ファンとの継続的な関係を築くことが必要です。YouTuberは、ファンに対して特典等の追加コンテンツを提供することで、支援を受けることができます。しかし、ファンからの支援は一定の信頼と忍耐が必要であり、それを維持することは容易ではありません。

チャンネル設計の段階で収益化形態をとるのか考えておくと、何を目標に頑張れば良いのか明確になります。

広告収益であれば、再生数(開設初期なら収益化要件の総再生時間4,000時間とチャンネル登録者数1,000人)。

商品販売であれば、リンクのクリック率などなど。

最後に伝えたいこと : YouTubeは小さな会社運営

YouTubeの収益化は、努力と工夫が必要なプロセスです。広告収益、スポンサーシップ、ファンからの支援など、複数の収益化方法がありますが、どの方法を選ぶにしても、継続的なコンテンツの提供とファンとの関係構築が重要です。

自分がどれだけ継続的にコンテンツの質と量を維持できるか、価値を提供できるのか考える必要があるので、体感的には簡易な会社運営をしているような気分です。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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