写真の巧拙、いつまで経っても答えのない議論です。ですが何をすれば写真が上手と言われるかは共通解があると私は感じています。
そこで今回は、写真においても「記録」と「作品」について分類して考察をお話ししていきます。
写真を撮るのが上手くなりたい人必見の内容です。
この記事で学べること・基礎的な技術が重要な理由
写真が下手か上手か写真が記録であるか作品であるかの違い
私の考えでは作品と記録の間の明確な違いとして以下のポイントがあると考えています。
ココがポイント
撮影者が「適切な技法」で「メッセージ表現」できるか
この2つが揃ってれば作品、そうでなければ記録になると思っています。
もちろん私の独自の考察ですので、一人の意見として噛み砕いてご自身でも考えてみてくださいね。
適切な技法とは何か
適切な技法というのは写真における理論だと思っています。
例えば、撮影時のシャッタースピードやF値などのカメラ設定から、構図など様々です。書籍や動画がたくさんありますよね。そこに共通して書かれていること・言われていることはある種体系化された上達のために役立つ知識です。
私もたくさん解説してきました。これらを身につけることは非常に重要です。
例えば、私は今あなたに私の考えを伝えるために日本語を用いています。私のメッセージが伝わるのは日本語という言葉を共通理解しているからです。写真においても言語が必要で、それが構図であったりするわけです。芸術の領域では非常に重要視されています。
ただ、これらをいくら身につけても自分が何に感動し、何を残したいと思ってカメラを向けたのか、それがないと空虚な写真になります。そこで大切なのはメッセージになってくる訳です。
メッセージ表現とは何か
あなたはどんな被写体が好きですか?また、どんなことに感動しますか?
私は風景が好きでよく撮っています。なぜ風景が好きかというと人の人生やこれまで脈々と続いてきた歴史が、今この瞬間に一番感じられるからです。儚さや移ろいが好きです。
なので、私が写真を撮影する上で見て下さる人へ伝へたいメッセージは一貫して「今という時を最高の状態で」。少し抽象的ですが、ありのままの美しさを最大限引き出して、大勢の人へ見てもらいたいのです。
あまり深く考える必要はないですが、このなぜ写真を撮っているのか、が非常に重要な要素になってきます。またこれが個性につながると言ってもいいでしょう。なぜなら、この原動力はあなたのこれまでの人生に非常に密接に関わっているからです。
適切な技法を身に付けて、自分の思い・メッセージを適切に写真にすることができればこれは立派な作品と言えるのではないでしょうか。
これをいうと主観的に記録か作品かを判断することになりますが、それで良くないですか?フォトコンテストに入賞したければ、テーマに沿って自分のメッセージを伝えればいいのです。
この両方が高度に揃っている人たちが著名な人になっている、なっていくと思います。
最後に伝えたいこと : 言語と想いが揃って作品となる
カメラを始めてから間もない方がこの記事を見て下さると混乱すると思います。しかし最初は言語を習得する、つまり理論をきっちり学ぶことが最良の手段です。もし構図など意識されていない方は1冊でもいいので本を読んでみてください。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!