巷ではカメラは軽い方がいいと言われることは多いです。しかしその理由について何故かをあなたは知っているでしょうか?
そこで今回は、何故カメラは軽い方がいいのか、またそれが当てはまる人について紹介していきます。
自分は何でカメラを選んでいけばいいのかハッキリしていない人必見の内容です。
この記事で学べること・メーカー目線の軽いことのメリット
・軽さを最も重視すべき人の目的
軽さは正義!カメラにおいてなぜ軽いが重要なのか徹底解説
たくさん理由は考えられますが、大まかにはこんな理由です。
ココがポイント
・持ち出すことに意味があるから
・軽さと性能のトレードオフが少なくなってきているから
・生産のためのコストが削減できるから
持ち出すことに意味があるから
今では総人口がスマホというカメラを持つ時代。そのコンパクトさは言わずもがな。
そこで敢えてカメラを買うという覚悟を決めたのに、高額の投資をしたのに持ち出さないという選択肢を選んだとすればカメラはただの高級置物。
カメラを至上の趣味にしている/プロであれば重量なんて気にせず性能だけを追い求めればいいですが、多くの人はスマホよりもいい画質で思い出を残したいという人が多いですよね。
であれば、なるべく軽いカメラで気軽に、スマホ感覚で撮影できた方がいいですよね。
また、軽量のカメラは多様な用途に対応できますよね。例えば、アウトドアやスポーツイベント、旅行など、さまざまな場面で気軽に使えます。
軽さと性能のトレードオフが少なくなってきているから
カメラの性能や大きさというのはおおよそセンサーサイズで決まります。
このセンサーサイズの大きさは物理的な大きさなので、技術がどれだけ進歩しようとサイズそのものはコンパクトにすることはできません。
ただ、ミラーレスカメラの登場により筐体自体はコンパクトで軽量になってきています。その理由はプリズム/ミラーが不要になったことによる恩恵です。
他方、センサー性能は向上するため十分な光量が確保できる場合などはiPhoneのような小さなカメラでもパッと見は一眼カメラで撮影した写真と見分けのつかない画質を再現することが可能です。
では、実際にどれくらい小さくなったのかを比較してみます。canonの同じ系譜である5ナンバー、5DMrakIVとR5を比較してみましょう。
約150.7(幅)×116.4(高さ)×75.9(奥行)mm | 約138.5(幅)×97.5(高さ)×88.0(奥行)mm |
800g(本体のみ) | 650g(本体のみ) |
性能、AF精度などはR5に軍配が上がります。
このように一昔前であれば軽さと性能はトレードオフの関係だったところ、技術進歩によって確実に性能も良く軽いという方向に動いてきています。
生産のためのコストが削減できるから
ユーザー目線ではなく、メーカー目線になりますがカメラは前ほどたくさん売れるものではなくなっていますよね。ミラーレスカメラの需要は増大しているとはいえ、カメラ映像機器工業会によると2022年のデジタルカメラの総出荷台数(2023年2月公表)は、前年比4.2%減の801万台となっています。11年間で93%縮小というヤバさ。
真に正しいかどうかは怪しいですが、単純に軽量のカメラは素材や部品の使用量が少なくて済むため、製造コストが低くなります。これにより、製品の価格が抑えられ、より多くの人々が手軽に購入できるようになることが考えられます。部材供給のグローバルな流通網などを考えても部品の数だけ流通コストもかかりますからね。
現にプリズムなどは高価であるが故にミラーが導入されていましたからね。それらが不要になることはコスト面では大きなアドバンテージなのかもしれないです
ミラーレスカメラの話ですが、レンズとセンサーの物理的距離が近づいたことによる恩恵も大きく、コンパクトで高性能なレンズが作りやすくなったことがあります。
軽いことを最も重視するべき人
軽いことのメリットを述べてきましが、レンズ交換式カメラであると軽くなったとはいえ嵩張ります。なので、軽いことを重視するべき人はカメラはあくまでサブであると割り切れる人です。
具体的にいうと、メインイベントは旅行であったり、レジャーであるけれどカメラは記録用で持っていくという人です。「カメラを趣味にしたいです」という人が軽さだけで機材を選ぶと後からもっと良いのに買い替えたいなどと欲が必ず出てきます。
こういう人は最初からフルサイズで買ってしまうのがおすすめです。その詳細な理由に関してはこちらの記事をご覧ください。
サブであるという人は軽さ・コンパクトさを重視してください。
私の姉はスマホでは暗い場所での撮影にスマホでは満足できないと相談されてGR IIIというカメラをおすすめしましたが、かなり満足していました。
まとめ : 目的によって見極めて
軽さは正義です。ただ技術の進歩によってコンパクトさと性能はトレードオフの関係でなくなってきているとはいえ、まだまだ嵩張ります。
あなたがどんな目的でカメラを買おうと思っているのか、選んでいるのか、それによって注目すべきスペックは異なるので良い買い物になるようにしっかり吟味してください。
もし、悩むのであればInstagramのDMや公式ラインで相談してもらってもかまいません。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!