【初心者向け】ガチ度合い別、カメラ・写真を趣味にするとできること・辛いこと

2022,11/12

カメラを趣味にすると、「思い出として綺麗な写真で残せる」「お金がかかりそう」というメリットとデメリットが、カメラの購入を検討しているでもこのくらいは想像がつくと思います。

そこで今回は、ガチ度合い別、主に投資額で分けて僕の経験を交えながら、具体的なカメラ・レンズ構成とできることを語っていきます。

カメラで得られる経験を知りたい人必見の内容です。

この記事で学べること
工藤瑛志
・金額ごとに買える機材

・カメラで得られる体験

投資額は僕の周りの人たちのレベル感と年数なので目安程度でお願いします。

カメラ・写真を趣味にするとできること

全てに共通すること

メリット

・新しい世界が開ける
・人とつながる
・意味なく出かけたくなる

写真だけでなく、色んな趣味に当てはまることですが、新しい知識を覚えると世界を違う角度で見れると思います。物の見方も変わります。じっくり被写体を観察して撮影し、あとで見返すことで新しい気づきや見方を見つけることができます。

撮った写真をSNSに投稿する人ならば、新しい繋がりができます。DMやコメントでコミュニケーションを取れば、より親密な仲になれます。

とにかく、撮影したくなるので、用事がなくても撮影のために出かけたくなります。

デメリット

・まとまったお金が必要になる

売る場合は別ですが、所有し続ける場合は初期投資のお金が必要です。

ランニングコストはほぼゼロなので、気にする必要はないです。

【注意点】買値だけでなく売値もチェック

カメラを始める上で気になることの多くは金銭面だと思います。

一応全体に共通する話として、カメラは大きな売却損になりにくいです。

この記事で細かく解説していますが機種やメーカーによって、1-2年以内に販売されたものであれば、投資額の半分は帰ってきます。

なので、購入したいと考えているカメラは、買値だけで見るのではなく、売価も把握する必要があります。もし、7割程度で売れるならば、あなたは実質3割の値段で写真を楽しめることになりますから。

見積もりはマップカメラでできますから、是非試してみて下さい。

map camera

こういう意味でも、カメラを趣味にするか迷っているなら、買うorレンタルするかで実際に体験してみて判断してくださいね。

前提知識

カメラには映像を映すためのセンサーがあります。これの大きさが大きいほど価格が高くなります。

一番小さいのがスマホのカメラに搭載されるようなサイズ。

ゆるふわ(10万くらい)

カメラ沼につま先で様子を見ている人

初めてのカメラでも必要なアイテム・備品を揃えたら到達するレベル。

初心者が必要なアイテムの一覧記事はこちら

買える機材
・APS-C機
・キットレンズ

一般的な相場感でいえばこんな感じ。9-15万程度。

"ゆるふわ"でできること

この時点だと、スマホとの映り方の違いに感動して何でも撮影したくなる時期。とにかくボケが楽しくて何か撮りたくなるので、見える世界がポジティブになります。

できること

・思い出を美しく保存
・SNSを始めて新しい繋がり

スマホよりもボケて俗にいうエモさみたいなものが発生するので、思い出として見返すのにもいいです。

また、SNSを始めてハッシュタグで#初心者で繋がると新たな出会いが生まれることもあります。

辛いこと

・新しい知識が盛りだくさんで覚えるのが大変
・難しくて諦めてしまう

初心者の段階では、SNSの上手な人たちのように思い通りに撮影できないことがあります。

上達するには知識が必要ですし、最近のスマホはオートで上手く撮影してくれるので、不便に感じて諦めてしまう人も多いです。

また、自分が撮影したいものが、スマホでも撮れると知ったとき、そのコンパクトさと速射性を再認識して一眼に飽きる場合が多いです。

ただ、ここを耐えると新たな世界が待っています!

ガチ勢(50万)

カメラ沼に下半身浸かっている人

フルサイズ機+レンズ1-2本を揃えるレベル。

買える機材
・フルサイズ機
・純正・サードパーティー製レンズ

性能だけ見れば、プロユースでも行けるくらいの構成で54万円。

サードパーティー(非純正)製レンズはSonyが豊富なので、ここだけSonyで

ガチ勢でできること

この時点ではカメラに飽きることは少なく、覚悟が決まっている状態で、ある程度上達しコンテスト等にも入賞できるようになる時期。

できること

・自分の思い通りの表現
・自分で出版や発信
・お金に転換

もちろんお金を掛ければ上達するわけではないので、一概には言えませんが機材的にはあらゆる画角やF値のレンズが揃い、画質も良くなるため目指している写真観により近づくと思います。

腕前が上がり自分でアルバムやカレンダー、大伸ばしで印刷する人が多く、記録ではなく作品として自分の写真を保管する人が多いです。また、知識が身に付きアドバイスする立場に回る人もいます。

当然技術を売ることも可能なので、副業として撮影やブログでお金を稼ぐことも可能です。

私が知っているカメラ系発信者の多くは最低限これくらい投資している人が多い印象

辛いこと

・パートナーの理解を得られないかも
・自分の才能にガッカリするかも
・ライフサイクルが狂いだす

ここからは額が大きくなってきて、互いにカメラをやっている人でないと理解されない額になってきています。ここはよく相談して、理解を得てから買うようにしましょうね。

無断で買ってひやひやしている、人を何人も観てきました(笑)。

ある程度機材が揃い、憧れの人・目標にしている人と機材面で劣りがなくなった時、真の実力が試されます。

そこで、割と自分の写真の下手さにガッカリすることがあるかもしれません。いわゆるスランプ的な奴に陥ることがあります。

このレベルになると、写真本位の生活でライフサイクルが狂い始めます。例えば、出勤前に日の出を撮影したり、銀河を撮影しに、真夜中に行動したりと。ただ、これは自分の意志なので、特に撮影に辛いと思うことは皆無です。

その後の仕事等に響く意味でつらいです。

上位1%の変人(100万以上)

カメラ沼に頭まで浸かっている人

フルサイズ機や中判機にメーカーのめっちゃいいレンズたち(大三元レンズ)を揃えるレベル。

買える機材
・フラッグシップフルサイズ・中判機
・純正レンズ(大三元、小三元等)

この2つで脅威の110万円(笑)。もはや趣味なら自己満足の世界。

上位1%の変人でできること

もはや自分の表現を突き詰める変人で、業でなければより変態。

できること

・あらゆるカメラの良さが分かる
・唯一のコミュニティに所属

できることはガチ勢の時とほぼ同じ。SNSでは1,000-数万人のフォロワーを抱える人が大多数。

最上級のカメラに触れるとコンデジの良さ、スマホカメラの良さが分かるようになります。ここに来ると状況に合わせてカメラを変えるようになったりします。

Leicaや中判を持った数少ない人たちのコミュニティに所属できるということ。結構羨ましいです。みんなあり得ないほど上手なので。

辛いこと

・写真家になりたくなる
・カメラ以外の追加費用がかさむ

機材も揃っている、腕前も良し。客観的に見て辛いことはカメラ以外のことになり、趣味の場合本気で写真家になりたくなったりします。

私もプロではないですが、総額このくらいに近づくにつれて、自分もプロクリエイターになりたいと思うようになっています。

また、合同で個展を開いたりする人もいて、高みを目指すとカメラ以外の出費が増えることがある。

まとめ : 辛いことは小さなノイズ

辛いことも書きましたが、正直できるようになることに比べれば小さなノイズみたいなものです。

できることが増えると楽しく、カメラは発信活動と不可分一体なので、お金にも転換しやすいです。ぜひあなたもカメラ沼に入りませんか。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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