【初心者必見】写真がずっと上手くならない5つの行動

2022,10/31

「ずっと下手なままでは終わりたくな!」と思っている方は多いと思います。

そこで今回は、ある程度共通認識になっている下手なままで終わる5つの行動パターンについてカメラを始めたばかりの方にも理解していただけるよう解説します。

絶対に上達したい人必見の内容です。

この記事で学べること
工藤瑛志
・上手くなるために直すべき行動

・行動の改善方法
・おすすめ学習教材

写真がずっと下手のままになる5つの行動

上達しない、上達するスピードが緩やかになり過ぎる行動パターンはこの5つ。

  • 初心者だと保険をかける
  • 構図を覚えない
  • ただシャッターを押して撮影する
  • 見返さない
  • 人に見せない

以前別記事で「センスがなくても上達する方法」を解説しましたが、基本的にこの裏返しになっています。

ここでは、段階的に行動パターンを解説していきます。

ちょっと感情的な文章になっている箇所もあるかもしれませんが許してください。

自分は初心者だと保険をかける

よくSNSのプロフィール欄で自虐的な感じでカメラ初心者と書いている人を見かけます。歴何年だけど初心者レベルですのように。

客観的に自分はまだまだ初心者(努力不足)だなと思い、努力することはとても輝いて見えます。自分で初心者だと思っているなら、人一倍頑張って学んでいく必要がありますよね。

ただ、自虐的にそれを口にするべき言葉ではないですし、人によっては「初心者だからこの位の写真しか撮れません」という一種の怠慢に感じるかもしれません。

僕だけだったらすみません(笑)

別に学んでいれば、自分で自分を落とすような発言をする必要はないですし、撮ること楽しむのがメインだったらレベルとかはどうでもいいことではありませんか。

ここでは、上達したい人向けなので言いたいことは一つ。

今日より明日1mmでも上手くなりたい。最初はその気持ちが一番重要

僕は風景写真を撮っていますが、このコミュニティの素晴らしことは互いの努力を讃えることにあると思います。同じ時期に始めた人達で繋がり、写真の良いところを探して褒め合う。

めちゃくちゃ楽しい文化ですし、勝手に研鑽し合うので上手くなります。自分の写真のレベルは気にせず最初はフィールドに出てシャッターを押し、知識を次第に身につけて行きましょう。

構図を覚えない

写真や絵にはセンスが必要と言われますが、構図はセンスではなく理論です。

四則演算のルールを覚えて算数の問題を解くように、写真も最初に美しく見えるルールを覚えることで最短ルートで上達できます。

僕の大好きなナショナルジオグラフィックの本にも

私たちは作品を通して、被写体に関する何かを伝えたいと願う。しばしば、風景や被写体の美しさを捉えて表現したり、身の回りの何かに対して感じたことを伝えようとする。しかし私たちが写真を撮るきっかけになった思いや構想を、シャッターを押すだけでカメラが勝手に表現してくれるわけがない。そうしたものは、撮影者が構図を工夫することで初めて明確に表現できるのだ。【8頁】

最初は分割構図と図形構図でいいのではないかと思います。

もちろん構図は沢山あり、黄金比のような難しい構図も存在しますが最初は単純なものから習得していくのが吉です。

他の構図はこちらの記事をどうぞ。

ただシャッターを押して撮影する

意味的には何も考えずに撮影することです。

心が動くままに撮影することも大切ですが、先に述べたように構図やそれで撮影した意図を明確にできるとより上達スピードが加速します。

ここら辺は私も最近意識し始めたことで、偉そうに言えた立場ではないですが、個人的に上手くいっている方法がこれ。

タイトルを思い浮かべる

写真は何を入れるかより「何を入れないか」の方が重要だったりするように、画角内で欲張りになりがちです。

タイトルをつけることで自分が見せたい主題が何で、それを活かす副題が何かといったように写したいもの・ことが明確になりやすいので個人的におすすめの方法です。

これを撮影したときに考えたタイトルは、「日本一の春」です。ダサいなとかは気にしないでください。

何が日本一かというと景色もですが、一番は山です。アルプスが美しいので、アルプスを望遠で切り取り目立たせつつ、他もバランスが良くなるように配置しています。

これを撮影したときは「広がり」です。広大な高原なので、二分割構図で道や人を入れて大きさを見る人に把握させつつ、空も入れることで空間の広さを表現したつもりです。

こんな感じで伝えたいこと、感じた感動を明確にすることができて、何を入れたいかが分かるので上手くなるかと思います。

見返さない

写真を撮影した後の振り返りです。

レタッチなどをする人はそれが見返しなので、特に言うことはありません。

ただ、撮って出しの人は自分の写真をカメラのプレビュー画面でない大きな画面で見返さないと、小さな粗には気がつきにくいです。

特にシャッタースピード不足のブレやノイズ感等の最初にありがちな、改善可能な技術的なミスを修正する機会がないと次のステップには進めません。

初心者がやりがちなミスと改善方法はこちらの記事にまとめてあります。自分はちゃんとできているか確認してみてください。

人に見せない

「自分は初心者だと保険をかける」でお話した内容とも被りますが、人に見せることで写真仲間ができたりします。仲良くなったり、情報の交換が始まると自然に上手になります。

また、何か上達する過程で必ず必要になるが、真似ることとフィードバック。

誰かに見せる場所がSNSであれば、上手なアカウントをフォローすることで簡単に上手い人の写真を分析できます。構図・色・カメラ設定など。分からなければ直接コメントで聞くことも可能です。

少なからずSNSはいいねのフィードバックがあるので分かりやすいです。もちろんいいね=写真の巧拙ではないですが、目安程度にはなります。

リーチした数といいね数を比較してパーセンテージを出せば、結構いい判断指標になります

Instagramはギャラリー形式なので上達具合が確認しやすいので、おすすめ。

上達には知識が必要

当たり前のことですが、上達には知識が必要です。

写真はシャッターを押すだけなので、誰でも簡単にできるものです。しかし、記録から作品に昇華させるためには、カメラの扱い方・写真の撮り方などある程度の型を学習しなければいけません。

最初は本でも、ブログでも何でもいいので躓いたら都度、知識を吸収していきましょうね。

知識ゼロ~レンズフィルターや三脚の知識に当てはまる方はこの本がおすすめです。写真・イラストが多用されていて直観的に理解しやすい構成です。

ゆ~とびさんは一番初心者でも理解しやすい語りと内容だと思います。

まとめ : 無理せず自分のペースで

覚えること、考えることが沢山で少し大変かと思います。詰め込んで楽しくなくなってしまうことが一番危険なので、無理のない範囲でマイペースで頑張っていきましょうね。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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