カメラを趣味にすると色々大変そう。これは正しいこと。しかし写真と真摯に向きあった者にしか分からない体験もあります。
そこで今回は、カメラ系ブロガー・YouTuber等としてカメラに夢中の僕の体験、周りの意見を参考にそれらを紹介します。
カメラを長く続ける趣味にしたい人必見の内容です。
この記事で学べること・カメラ関連の具体的な出費の物
・データの扱い方
カメラを趣味にする8つのメリット・デメリット
概要としてはこんな感じ。
・世界の見方が変わる
・美的センス・観察眼の向上
・新たな出会いがある
・他の趣味とは道具の汎用性が桁違い
・社会人には厳しい生活スタイルの変化
・スマホへの転送とデータ保存
メリット・いい所
思い出を最高の形で保存できる
カメラを購入したいと考えるひとつの理由はスマホよりも綺麗な写真で撮影したいという願望があると思います。
スマホに慣れている人だと、一眼の設定を覚えたり、上手な人たちのように撮影するのは時間がかかります。しかし、夕暮れから夜の時間帯の写真はスマホよりも適切な設定で撮影すれば、一眼の方が断然ノイズなく写真が撮れるので最高です。
風景はもちろん人物・食べ物もボケが綺麗に出て、綺麗に残すことができます。
ちなみに、一眼カメラの写真は保存形式によっては重くなりますが、特にAmazon Photoであれば写真の容量は無制限なので問題なし。
細かな料金比較はこちらの記事をどうぞ。
世界の見方が変わる
これには2つの意味があります。
ひとつ目は新しい知識を覚えることで世界が広がること。ふたつ目は物の見え方が変わることです。
新しい知識を学ぶことであらゆる仕組みが分かるようになります。例えば、空が青いのは「レイリー散乱」のせいだ、とか。
カメラを始めると、被写体や機材についての"なぜ?"が増えていくことで自分で調べるようになり学習の好循環が生まれます。
また、被写体についてよく観察するようになるので、今まで気づくことのなかったことに出会うことがあります。
冬の朝にはこんなにきれいに霜がつくみたいな。
美的センス・観察眼の向上
被写体と光を、撮影者が自由に使える「語彙」だと考えるなら、構図は、これらを編み上げて、見る人の心に強く訴えかける物語や詩を作るのに必要な「文法」であるといえる。p9
つまり、この著者も良い写真は理論や知識を学ぶことで生み出すことができると指摘しています。本の帯にも「センスは理論から!」と書いてあります。
ある程度パターンのある構図等の知識を覚えてしまえば、写真の腕前は劇的に上がります。
当然、その後の表現を突き詰めるためには型破りなこともする必要があるかもしれません。ただ型破りなことをするには型を身に着ける必要があります。
この過程で得る知識は芸術に普遍的に共通することばかりです。なので、理論を学ぶことでセンスが磨かれ、模倣する過程で観察眼が磨かれます。
葛飾北斎の浮世絵も様々な構図が複雑に絡み合っていて、写真に応用できることばかりでした。
新たな出会いがある
主体的に行動すれば、SNSでもリアルでも、人との関わりが増えます。
同じ好きなことがあると会話も気兼ねなくできます。SNSなら匿名ですし、好きなタイミングでコミュニケーションができるので、負担なく繋がりを増やせます。SNSなら話すのが苦手でも大丈夫!
馬が合えばリアルにあって、一緒に撮影に行くのもいいですしね。
また、撮影地でも何気ない会話から思わぬ情報交換ができたりする場面も多々あるので結構楽しいです。
僕もコロナ禍でカメラを真面目に始めたので、本当にリアル以外のSNS上での繋がり、コミュニティに所属している安心感は計り知れないものがありました。
この時期はとにかく人がいない時間を狙って撮影に出かけてました。
他の趣味とは道具の汎用性が桁違い
例えば、あなたの趣味がスポーツだとします。これに飽きてしまったらそのスポーツの道具は他に何に活かせるでしょうか。釣りなども同じですね。竿は釣り以外、水場以外では使えません。
特定の趣味を貶す意味ではないのですからね!渓流釣りやってみたい!
この点カメラは違います。写真や動画を撮る行為と意味では限定されていますが、被写体は無限です。あなたの感性の赴くままです。
今の時代メディアで発信するのに必要なのはカメラです。釣りの動画を撮りたければカメラが必要です。スポーツの写真を撮りたければカメラが必要です。
デメリット・悪い所
時間とお金がかかる
どこまで投資するかによって変わる内容ですが、撮影・編集までの時間、初期投資のお金等は掛かります。
カメラ・レンズにプラスしてSDカード、ストラップその他にも色々な周辺機材を購入すれば、最低10万は掛かります。また、現像をする場合Adobeなどのアプリのサブスクリプションを買えば毎月定額の出費が発生します。
ただ、一度購入してしまえば、故障しない限りカメラ本体のランニングコストはかからない。
追加で大きな資金が必要だとすればカメラは湿気に弱く、カビが生える可能性があるのでこのような保管用の防湿庫が必要になります。
社会人には厳しい生活スタイルの変化
屋内で撮影する人にはあまり関係のない話ですが、屋外で撮影する人には大問題。
なぜなら、太陽が重要だからです。写真の良し悪しは構図等だけでなく、光でも決まります。ナショナルジオグラフィックの本では「語彙」と表現していましたよね。それくらい重要です。
特に朝や夕暮れの時間帯にドラマチックな写真が撮れる場合が多いです。
例を挙げるとすれば青空と夕焼けの青・オレンジの補色関係。サイド光による立体感の向上などがあります。
なので、夏であれば日の出は朝5時台ですし、移動など含めたり撮影した後の現像に時間がかかります。
スマホへの転送とデータ保存
一眼カメラだとスマホのようにすんなりとSNSに投稿したり家族に共有することはできません。純正の専用アプリを使ったりすることでできる場合もありますが面倒。
クラウドサービスを使ったり、アダプターを用いることで解決できますが、そこそこ大変です。
転送方法の具体的な手段の解説はこちらの記事をどうぞ。
また、HDD等に別途写真を保存する必要も出てきます。スマホに保存していくのもいいですが、さすがに全て保存すると容量が1TBでも足りなくなるので...
基本的HDDであれば、1TBでも1万円程度ですから、保存のための容量を気にすることなく気兼ねなく撮影することが可能です。
Google PhotoやAmazon Photo、HDD、SSD、SDカード等への保存方法の比較はこちらの記事で解説しました。
まとめ : やってみたいなら心のままに
ぼく個人の意見としては、カメラを始めることで得た経験は計り知れないです。新たな出会い、ブログやYouTubeへの挑戦など、カメラがなければやっていなかったことばかり。
もし、あなたがカメラを始めてみたいという気持ちがあるなら、お金や時間を言い訳にせず、とにかく始めてみることをお勧めします。どちらに転んでもいい経験になるはずです。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!