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一眼カメラを購入するとき何を重視して選ぶべきか、特に初心者の方にとって、これは大きな問題です。
そこで、今回は私なりの一眼レフを購入する際に最も重視すべき5つのことについてお話します。
この記事はこんな方におすすめ!
・カメラが欲しいけど踏ん切りがつかない人
要点一覧
ココがポイント
・大きさ
・AF性能
・連射性能
・液晶
・高感度耐性
以下、詳しく見ていきましょう。
大きさ
一眼カメラは、スマホやコンデジなどよりも、筐体のサイズも重量も大きくなります。そのため、できる限り軽い装備でまとめる必要があります。旅行にカメラ一式で5kgの装備を持って行こうとは思わないですよね。
私は他の記事でも常に言っていますが、カメラは使わなければただの高級な置物ですので、常に持ち出したくなるようなものでなくてはいけません。
一眼レフカメラより、ミラーレス一眼の方がコンパクトですので、お金に余裕がある方はミラーレス一眼を主眼に置いて、検討されることをオススメします。
一眼レフとミラーレス一眼の違いに興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
AF性能
AF性能に関しては、性能の表を見るだけで判断するのは難しいですが、AF方式には、コントラストAFと位相差AFがあります。基本的に高性能なAF精度を発揮する機種は、ハイブリッドAF、つまりコントラストAFと位相差AFを併用している機種です。
ただ、ハイブリッドAFを搭載している機種は高額になるので、お財布と相談して無理だと思った場合は位相差AFを搭載している機種を選択してください。
連射性能
連射性能というのは、つまり連射速度のことです。新幹線や航空機、鳥などの高速で移動する物体を撮影するにはある程度の連射速度が必要です。8~10コマ/秒程度あれば全く問題ないと思います。
液晶
一眼レフ・ミラーレス一眼には、 液晶の取り付け方法 に3つのパターンが存在します。



- 固定
- バリアングル
- チルト
堅牢性の向上(正直使い難い)
(自撮りをしたりロー・ハイアングル撮影にオススメ)
(バリアングルよりも素早い操作が可能)
それぞれにメリット・デメリットがあり、一概にこれが一番とは言えないですが、自分が一番使うシーンに適した液晶を選ぶのがオススメです。
高感度耐性
一眼カメラの購入を考える方には、夜写真を撮りたい(星や夜景)という方も沢山いらっしゃると思います。
そんな中で有効画素数が大きいカメラ程、画質が良くなると思っている方は、暗い場所の撮影でノイズに悩まされるかもしれません。
注意ポイント
画素数は「多ければ多いほど良い」大きな間違い
高感度耐性というのは、ISO感度の上限、センサーサイズと画素数など様々な要因によって決まります。
画素数 | センサーサイズ | 高感度耐性 |
高 | フルサイズ | 〇 |
低 | フルサイズ | ◎ |
高 | APS-C | △ |
低 | APS-C | 〇 |
原理について簡単に説明すると、イメージセンサーは画素数が多くなるほど、以下の右図のように1画素辺りの大きさが小さくなります。


例えば、同様のイメージセンサーで2000万画素と5000万画素のカメラだと同じ撮影条件で撮影した場合、後者の方がノイズが乗りやすくなります。
つまり、この原因は図が示すように、同じ1画素でも受光できる光の量が異なるために発生するのです。
結論
暗い場所での撮影をされる方は、できる限りセンサーサイズをフルサイズ以上にすることをオススメします。理由は上述した通り、同じ画素数ならばセンサーサイズが大きいほど、高感度耐性が強くなるからです。
まとめ
結局のところ、今回の重視すべき点をすべて高い基準でクリアしようとするとプロが使うようなハイエンド機を購入することになります。
しかし、すべての人がそうできるわけではないので 自分は何が撮りたいのかをよく考えて重視すべき点に優先順位をつけて選んだりする といいかもしれません。
万人に共通して言えることは、上手になるにつれて必ず様々なものを撮りたくなって、入門機などでは物足りなさを感じなくなるので、ずっと続ける覚悟があるのなら最初からいい機材を導入するのが一番の節約になる、ということも覚えておいて下さい。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!