この記事のレベル
用語の難しさ
必要なスキル
内容の重要度
レンズフードの役割について、カメラを始めたばかりの方には余り馴染みのない話だと思います。しかし、存在するからにはしっかりと意味があります。
今回はそんなレンズフードの役割について、見ていきたいと思います。
この記事はこんな方におすすめ!
役割
はじめに4つの役割についてです。わかりやすいように箇条書きにしました。
- フレアとゴーストの抑制
- レンズ保護
- レンズの汚れ防止
- 映り込みの防止
フレアとゴーストの抑制
逆光の撮影などの強い光がレンズ内に入るときに発生するフレアとゴーストですが、レンズフードはこれらを抑制する効果があります。
なぜ抑制できるのかというと、余計な光をカットするからです。もちろん抑制ですので、完全に防げるわけではありませんが、一定の効果は期待できます。
フレアとゴーストに関する詳しい記事は以下をご覧ください。
レンズ保護
多くの方がカメラを持ち歩く際は、リュックやバックの中、又は手持ち、若しくは肩掛けだと思います。
特に手持ちや、肩掛けの際は、レンズが外側に出っ張っているため、何かしら障害物に当たることは珍しくありません。レンズは精密機械ですから、ぶつけたり、落としてはいけません。
そんなときにレンズフードがついていれば、最悪の事態は免れると思います。私の知っている話では、「レンズ交換中にレンズを落としてしまったが、レンズフードが真っ二つに割れただけで済んだ」なんて言うこともあります。
修理代も馬鹿にできないレンズですから、備えあれば憂いなし、レンズ保護のためにもレンズフードはつけるべきだと思います。
レンズの汚れを防ぐ
手で触らない
レンズフードがあれば、レンズのガラス面は奥になるので、必然的に触れにくくなります。
指紋などはゴーストやフレア、画質劣化の原因になりますから、レンズフードがあるとこういったことは極力回避できると思います。
雨の日の撮影
雨の日に撮影に出かけるよ、という方は少数派だと思いますが、雨が降っているときレンズフードは絶大な効果を発揮します。
雨の水滴がレンズに付くと、そのたびに拭く必要があります。しかし、レンズフードがあれば、その回数は数回で済むでしょう。
映り込みを防ぐ
展望台などでガラス越しに撮影したことのある方は、映り込みが如何に厄介なものかをよくご存じだと思います。

そんな時は、レンズをガラスに極力くっつけて撮影すると思いますが、レンズフードを付けて撮影しても映り込みを最小限にすることができます。
おまけの話
収納
レンズを収納する際は、レンズフードを逆さまにして収納します。

フードの種類


丸形フード | 花形フード |
単焦点 キットレンズ | ズームレンズ |
望遠レンズ | 広角レンズ |
レンズによってフードの形は違います。初めからレンズに純正のフードが付属している場合は、心配ないですが、後から購入する場合は純正のフードを買うのがオススメです。
間違ったものを購入するとケラレが発生したり、適切にフレアやゴーストを抑制できなくなります。
まとめ
レンズフードの重要性についてご理解頂けたでしょか。記事の中ではメリットに挙げませんでしたが、見た目が良くなると個人的には思っています。テンションが上がるといい撮影ができると思っているので、道具は自分が一番いいと思う見栄えにしたいですよね。
最後まで記事を見てくださってありがとうございます。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!