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一眼レフを始めた方はbitという聞きなれない言葉を耳にする機会が多くなったと思います。
そこで今回はカメラにおけるbitについて簡単に説明していきます。
この記事はこんな方におすすめ!
・レタッチしたら縞模様が出る人
Bitとは
簡単に言うと、色の情報量です。8bitなら、2の8乗で256階調の情報量を持っているということになります。また、256階調をRGBの3つ、256の3乗なので、16,777,216色を表現しているということになります。
画像でイメージした方が分かると思います。bit数が大きいほど、2の画像のように色が滑らかに表現されます。


人間の目は一般的に1,600万色の識別できるので、およそ8bitと同じということになります。
※センサーサイズが大きいほど、階調表現がより豊かになります。
RAWデータ
RAWデータは何bitなのか気になるかもしれませんが、これは機種によって異なりますが、恐らくほとんどの機種が12,14,16bitのいずれかに該当すると思います。
12bit | 14bit | 16bit |
4,096階調 | 16,384階調 | 65,536階調 |
687億色 | 4兆4,000億色 | 281兆4,749億色 |
JPEGデータ
JPEGデータは例外なく8bitです。
つまり、こういった意味で大きくグレーディングするなら例えデータが重くても、RAWデータで保存しておいた方がいいわけです。
バンディング
JPEGは8bitという話をしました。
JPEGをレタッチする場合には、色情報が不足しているために起こる、バンディングという現象が発生しやすいです。

左の画像は右の方に比べて、色が滑らかに変化していないのが分かると思います。
まとめ
bit数について理解して頂けたでしょうか。多くの人がJPEGではなく、RAWで撮影すべきという点はこのような理由も多いです。RAWデータは重いですが、後々JPEGで撮ったことを後悔することも少なくないので、是非RAWで撮影したことがない方はRAWで撮影して自分の世界観を作ってみてはどうでしょうか。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!