フルサイズデビューしたい人に一番お勧めしやすいコスパ最強カメラのEOSRP。
今回は、これを2021年10月から使用している私が、その素晴らしさと気になるポイントについて解説します。
EOSRPを買って後悔したくない人必見の内容です。
EOSRP|フルサイズミラーレスコスパ最強カメラの実力を解説
公式ストア価格は132,000円ですが、ECサイト等での価格は11万円台が多いです。
EOSRPのここが素晴らしい!
おすすめポイント
・12万円前後という脅威的な安さ
・フルサイズ機なのにコンパクト
・機能が絞られていて入門機として最適
・そこそこ程よい高画素機
12万円前後という脅威的な安さ
おおよそフルサイズは価格帯は、20万円以上のものがほとんど。
CanonのEOSRP、NikonのZ5、SONYのα7II等の10万円台のフルサイズミラーレス一眼がありますが、最も安いのは11万から12万円のEOSRP。
かなり驚異的です。
フルサイズ機なのにコンパクト
EOSRP | Nikon Z5 | Sony α7II | |
ボディーサイズ | 約132.5(幅)×85.0(高さ)×70.0(奥行)mm | 約134(幅)×100.5(高さ)×69.5(奥行き)mm | 約126.9(幅) x 95.7(高さ) x 59.7(奥行き)mm |
質量 (本体のみ) | 約440g | 約556g | 約590g |
質量 (バッテリー、カードを含む) | 約485g | 約599g | 約675g |
似た価格帯のカメラの中では最も重量が軽いです。
ボディーサイズが小さいわけではないので、コンデジなどの小ささが握りにくいなどの人にとっては、ちょうど良いサイズ感なのではないでしょうか。
機能が絞られていて入門機として最適
EOSRPはあくまでフルサイズミラーレス機の入門機としてその敷居を低くする役割があります。
なので、R5やR6などといったひとつ上の上位機種とは異なり明確に機能が絞られていて、物理ボタンが少ないですが、これが個人的には扱い易さに繋がっていると思います。
そこまでシビアな環境で撮影することなく、高機能を必要としない人にとっては、必要十分な物理ボタンの数です。
拡大表示などが物理ボタンでワンタッチでできないですが、スクリーン上のメニューを押せばできます。
スクリーンのタッチラグなどはほぼなく、体感はリフレッシュレート60Hz程度のスマホぐらいなので全く問題ありません。
そこそこ程よい高画素機
後継機のEOSR8は約2420万画素なのに対し、約2620万画素。
正直なところ、スマホやパソコンなどのデバイスで見るだけの写真にそこまで画素数必要ない派の私からすると、3000万画素未満に抑えてくれた方がデータが重すぎず扱いやすいのでベストな画素数だと私は思っています。
作例をこちらに用意しましたので、ぜひご覧ください。
私の個体だけかもしれないですが、目盛りの表示上、最初が結構持つのに対して残メモリが2になってからはすぐバッテリーが無くなる印象があります。
EOSRPのここが気になる
気になるポイント
・モニターの輝度部分の表示性能
・バッテリー持ちが良くない
・フォーカスピーキング機能が欲しい
・RFレンズとの重量の相性
・グリップ感・ホールド感が少ない
・動き物に対するAFは心もとない
モニターの輝度部分の表示性能
言葉で伝えにくい部分の話なのですが、モニターの明るい部分の表示がディティールが潰れてしまうような表示になります。肌色みたいになっているところです。
データ自体は全く問題ないのですが、モニターで撮影後プレビュー表示させる人は一瞬うまく撮れていないのかな?と錯覚する感じなので、少なくとも私は気になっています。
バッテリー持ちが良くない
バッテリーパックLP-E17がサイズの小さいバッテリーになります。
カタログスペックでの撮影可能枚数が、常温(+23℃)約250枚/低温(0℃)約240枚なので、1日RAWで写真撮影した場合、最低バッテリー2本は持っていないと不安になります。
動画も撮影する場合はそれ以上。
私の個体だけかもしれないですが、バッテリー表示の残り2目盛りからの減りが早いです。
フォーカスピーキング機能が欲しい
フォーカスピーキング機能とは、マニュアルフォーカス時にどこに焦点があっているのかアシストしてくれる機能です。
画像はR6のフォーカスピーキング機能をオンにしたスクリーンの画面表示です。
正方形のボックスのところにピントが合うと白から緑に表示が変わったり、色で教えてくれます。
この価格帯のカメラに対してこの意見は欲張りすぎる気はしますが、私はこのカメラにサードパーティ製の安いマニュアルレンズなどを装着して、気軽に持ち出せるスナップカメラとして使いたいです。
なので、モニターやファインダーの解像度があまり良くないカメラだからこそ、MFがしやすくなる機能が欲しかったです。
RFレンズとの重量の相性
RFマウントなため当然装着するレンズは基本RFレンズです。
RFレンズはRF50mm F1.8 STMなどの軽量レンズを除いては、かなり重量のある大口径、サイズの大きなレンズが多いです。
そのレンズをEOSRPに装着するとフロントヘビーになってしまうため、体感的な重量が増します。
RF24-105mm F4 L IS USMを装着して1日撮影した時は正直手首がキツかったです。
グリップ感・ホールド感が少ない
EOSRPの良さでもあるコンパクトさが仇になったところ。
右手側の出っ張りが浅く、厚みがないため持ちにくい感じがあります。
動き物に対するAFは心もとない
AF方式の選択肢が少ないです。
AF精度もめちゃくちゃ良いわけではない(R6やR5比較)ので、使用用途が風景などの動きが少ない物ではなく、お子様の運動会や動物の撮影などの場合は腕が必要になります。
その他注意点
ボディー内手ぶれ補正はない
レンズ側のISがあればそこまで問題ないですが、オールドレンズやサードパーティ製のレンズとの組み合わせている人は要注意です。
三脚が必須になる場合もあります。
どんな人にEOSRPは向いている?
RPがどんな人にとっておすすめか、適したカメラかと聞かれたら、Canonで言うところのKiss Xシリーズや中級APS-C機からの乗り換え、または、軽いレンズとの組み合わせで一眼カメラのボケを楽しみたい人向けです。
望遠レンズとの組み合わせ、動体を頻繁に撮影する人はEOSR6以上のカメラを買うと幸せになれます。
最後に伝えたいこと : 今なら買って損はしない
現在MapCameraの新品価格が118,800円、買取価格が65,000円なので、最悪合わなくても5万円ほどでフルサイズミラーレス機を体験できます。
もし本気でEOSRPの導入を迷っているなら、買ってしまっても良いのではないでしょうか。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!