FX30は動画機としては優秀、でもシネマカメラだから写真撮影の機能はおまけ程度。そんなふうに考えていませんか?
そこで今回は、私が3か月ほど使ってきて撮影した作例などをご紹介しつつ、スペックとスチール撮影を体感した感想をベースにレビューをしていきます。
FX30で動画撮影もしたいけど、できるなら動画のサムネイル・アイキャッチ用の画像なども撮影したいと考えている人必見の内容です。
FX30の静止画・スチル撮影性能
イメージセンサー | |
撮像素子 | APS-Cサイズ (23.3 x 15.5 mm) Exmor R CMOSセンサー |
カメラ有効画素数 | 静止画: 約2600万画素 |
静止画機能 | |
シャッター | 電子シャッター |
ドライブモード | 一枚撮影 セルフタイマー 1枚ブラケット ホワイトバランスブラケット DROブラケット |
連続撮影速度 | - |
ノイズリダクション | 高感度NR: 標準/弱/切 |
外部フラッシュ | - |
その他静止画機能 | サイレント撮影 フリッカーレス設定 |
手ブレ補正 | |
方式 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) |
モード | [静止画撮影時] 入 / 切 |
補正効果 | 5.5段 (CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA装着時) |
電源 | |
消費電力 | [静止画] 約3.5 W (E PZ 18-105mm F4 G OSS 装着時) |
撮影可能時間 | 約570枚 (静止画撮影時、CIPA準拠) |
画素数はAPS-Cには必要十分な2600万画素。撮影していても程よい解像感で、RAWデータの素養も十分です。
ですが、トータルバランスを考えると、センサーサイズのサイズ的にやはり暗所性能は良いとは言えず、野外での撮影の場合は三脚なし手持ち撮影では夕暮れまでが限界な印象です。
ちなみに全画素超解像ズームはRAW撮影では不可で、JPEG撮影時のみ可能です。
1日写真撮影して感じたこと
気に入ったポイント
- 発色の良さ
- AF性能の高さ
発色の良さが個人的には1番お気に入りのポイント。
この車の写真を見てもらえればわかるようにかなりビビットに色が記録される感じがします。
フォーカスは爆速、かつ、正確なので楽に撮影ができます。
動画機なために露出変更などがしにくいところもありますが、不満というほどではありませんね。
改善してほしいポイント
- 手ぶれ補正効くタイミングが限定的
- ヒストグラムと水準器は表示切り替えが必要
撮影時常時手ぶれ補正が効くわけではなく、シャッター半押しの状態から手ぶれ補正が効くようになる
つまり、モニターで見ているときはかなりブレた状態
動画撮影時と同じ問題点ですが、ヒストグラムと水準器の同時表示ができません。
ボタンにて切り替えが必要です。
作例
自然風景
都市風景
作例は随時こちらの記事へ追加していきます。
RAWデータ配布
RAWデータはGoogleフォトにて配布します。
https://photos.app.goo.gl/4UC2vf1CRHqptKHs8
最後に伝えたいこと : FX30の静止画性能はハイエンド一眼クラス
動画でありながら、写真性能はハイエンドな一眼カメラ程度はあります。
動画機としての用途が主で、サイトやSNSのアイキャッチ・サムネイルのために写真を撮りたいという方には一般的なスチール向け一眼カメラよりもFX30の方がいいと感じました。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!