写真のミストップ3に入るであろうブレ。特に初心者のうちはやりがちで気を抜くと誰でも起こり得るものです。
そこで今回は、手振れを発生させないようにするための対策・コツとして手振れの計算式を紹介します。
手振れに関して感でシャッタースピードを決めている人必見の内容です。
この記事で学べること・手振れ補正○段の意味
手振れを絶対に発生させないための計算式
シャッタースピードの目安はこんな感じ。
シャッタースピード≦1/焦点距離
いや分かりづらい!と思われたと思うので、もう少し具体例を交えつつ深掘りしていきます。
焦点距離とシャッタースピードの関係
焦点距離が長くなるほど、手持ちの状態だとシャッタースピードも速める必要があります。
例えば300mmの場合、目安として最低でも1/300secにしなければならないためISOが上がってしまいます。なので、望遠レンズを使う人は必然的に三脚が必要な場面が多くなります。
ただ、昨今のレンズにはイメージスタビライザー(IS)やボディー内手振れ補正機能があったするので、シャッタースピード≦1/焦点距離の計算方法で導いた数値よりも遅いシャッタースピードでも大丈夫な場合が多いです。
この手ぶれ補正についても解説していきます。
手振れ補正○段の意味
CanonのR5やR6だとレンズとの組み合わせによりますが、手振れ補正が8段効きます。
「段」というのはシャッタースピードを遅い方・速い方のいずれか隣のことを指すので、手振れ補正8段という場合は手ぶれ補正がない場合と比較して遅い方向に8つ動かすことが可能です。
例えば以下の表で500mmレンズを使った場合、従来であれば1/500sec以上が必要でしたが、4秒でも大丈夫ということです。
図表の便宜上4秒ですが実際には、1/500secの8段下は1/80secです
自分が使用しているレンズ、ボディーの手振れ補正の強さを確認してどの程度まで補正してくれるのか確認してみてください。
まとめ : 三脚が必要かの判断指標
使おうと考えているレンズと撮影環境の明るさで必要なシャッタースピードが分かれば感に頼らなくても写真が手ぶれしてしまわないかどうかを導くことができます。
ブレをなくすことは写真の基礎の基礎でスマートフォンのカメラはここら辺を自動で補正する力が強いので、一眼をはじめたばかりの人は躓きやすい箇所でもあります。今回の方法を身につけてブレのない写真を撮っていきましょうね。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!