写真をもっと上手くなりたい。あなたもこの記事を見てくれているということは感じていることですよね。上達の方法はいくつもありますが撮影回数を増やすことや構図を覚えることが重要とされたりさまざまですよね。
そこで今回は、誰でも簡単にマネできる、私が実践していたインスタグラムを活用した写真の上達方法を紹介します。
独学で上達したい人必見の内容です。
この記事で学べること・初心者が身に着けるべき構図
・綺麗なギャラリーの作り方
写真構図のInstagramを活用した上達法|たったひとつの原則作り
少し抽象的ではありますが、この原則・ルールがこれ。
- 3分割グリットの中でも写真の要素がわかること
(以下、グリットルール)
カメラを始めて間もない人などには有効です。これを守ると初心者のうちに身につけるべき基礎が身につくと私は考えています。
特にSNSの中でもInstagramはギャラリーが三分割の正方形で構成されます。
なので、基本的に分割構図にした場合中央付近に主題を寄せたり、小さい画面でもどんな写真なのか一発でわかるように被写体を絞る必要が出てくるため、ギャラリーが見栄えするような写真になると、上達するためのエッセンスを自動的に身につけることができると考えています。
上達のエッセンスとグリットルールが果たす役割
私なりの考えだと、基本的に上達しない初心者に共通しているのは、構図が身についていない、見せたいものが何かわからないなどです。
なので、グリットルールを使うとこのようなポイントを徐々に矯正できると思っています。
- 主題のブレを防げるようになる
- 被写体の詰め込み過ぎを防げる
- バランス感覚・構図が身に付く
主題のブレを防げるようになる
いきなりですが、あなたは富士山の写真で「下手だな」と思う写真って少ないと思いませんか。その理由は非常にシンプルで大体の人は富士山を主題として写真の真ん中に配置するからです。
写真がまだ上達途上の人がやりがちな代表例として上述したものも含めておおよそこんな感じになってきます。
- 1.水平が取れていない
- 2.主題が曖昧(何を撮りたかったのか不明瞭)
- 3.意図がなく見切れていたり、要素が詰まり過ぎている
私の写真歴数カ月の時の写真を見ても2,3の要素に当てはまっていますよね。
インスタグラムのグリットは正方形なので、主題必ず中央にくれば伝えたいことが伝わりやすい写真になります。
トリミングなども使って調節してみましょう。
被写体の詰め込み過ぎを防げる
Instagramを見るときのデバイスは多くがスマートフォン。
その中でギャラリーで3分割された写真たちは相当小さくなります。なので、写真の中の情報量が多ければ多いほど見る側は何の写真かを認知しにくくなります。
私は写真を作品にする場合において、「何を写すか」より「何を写さないか」が非常に重要だと思っています。
なので、3分割表示されている段階で被写体が何か、分かるくらいまで寄って撮る、望遠で撮る、トリミングするなどすることで残したい被写体が明確になっていきます。
これを意識したことで私の場合は同じ場所・機材で撮影してもこのようになりました。
レタッチの差に関してはお許しください。
情報量の多さの程度の目安に関しては定量的に示すのが難しいですが、以下の写真のように建築物というグループが沢山ある分にはごちゃごちゃした印象にはなりにくいと思います。
逆に違うグループの要素、例えば、人・建物・乗り物・食べ物というような同じ種類とはいえないものが入るほどごちゃごちゃになると思います。
イメージで言えばこれに近いかな...
バランス感覚・構図が身に付く
以前こちらの記事で解説したように、写真には人がいいと感じる構図には大体パターンがあります。黄金比とかもこの代表例です。
これに従うと大体主題は中央に寄り、副題は分割線の交点上に配置されることが多かったりします。
すると不思議とその2つの距離感は心地の良い距離がパターン化します。つまり、インスタグラムの表示に従うと自然と主題と副題が正方形の中に収まるようになってきます。
もちろん4~5分割構図した場合など例外はありますが、初心者のうちは基礎的な使い勝手の良い3分割構図や三角構図、日の丸構図などで練習するとお手本写真が見つかりやすいのでオススメです。
こんな感じでインスタグラムの3分割正方形表示は初期段階の基礎構図に従うと、主題・副題が綺麗に収まるようになりますし、ギャラリー全体の見やすさを保てたり、基礎構図が身に付くようになります。
最後に伝えたいこと : インスタグラムは最高の学習ツール
小さな画面で目を惹く写真には必ず構図・色・光など様々な要素が高次元で表現されています。SNSには世界的な賞を取られている人の写真があふれているので、分析して再現のためのルールを作って実践してみると新たな発見があると思います。
私もまだまだなので、一緒に成長していきましょう!!
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!