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独学風景写真家が選ぶ!写真関連おすすめ本9選【2022年版】

2022-11-24

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独学風景写真家が選ぶ!写真関連おすすめ本9選【2022年版】

2022-11-24

この記事のレベル

用語の難しさ

必要なスキル

内容の重要度

SNSで何でも知れる時代。しかし、その情報の確からしさを判断したり、新たな学びを得るためには相応の時間がかかります。この点本は多くの人が校閲を重ね出版されるものです。時によってはその値段以上の情報の価値を提供してくれます。

そこで今回は、私が読んでいいなと感じた本をなるべく偏り過ぎない意見を添えて紹介していきます。

写真関連の本選びに悩んでいる人必見の内容です。

この記事で学べること
・厳選したおすすめ本

・本の目次や概要
・独断と偏見のレビュー

【レベル別】絶対見てほしい!写真に関するおすすめ本

ここで紹介するのは、「知識習得」のための本。いわゆるハウツー系の本です。

レベルは初心者から上級者までで、記載された知識の概要もご紹介します。

レベルの定義
・初心者とは
カメラの知識がほぼゼロ。具体的にはカメラの選び方やシャッタースピード等が分からない人
-
・中級者とは
カメラの基礎的な知識が身についた状態。具体的にはF値が画質に影響すること等の踏み込んだことを知っている人
-
・上級者とは
撮影設定を意識せずに写真を撮れる状態。具体的には構図や視線誘導の仕方等の表現方法に意識を持っていける人

説明の丁寧さとは
記載された情報がターゲットのレベルに適切でない場合、補足説明等がされているか
読みやすさとは
文字の配列や大きさなど、読み手がストレスに感じるか
情報のコスパとは
ネットで直ぐに知れる情報か否か
素材の質感とは
紙や印刷の質感がちゃんとしているか

初心者におすすめ

説明の丁寧さ

読みやすさ

情報のコスパ

素材の質感

写真のことが全部わかる本 センス&知識ゼロからの写真のはじめかた、教えます。
初版発行日定価(税抜き)
2018.3/21¥1,600
この本の目次
【初級編 自分だけの視点を持って目の前の世界を切り取ろう!】
1 カメラの構え方
2 構図
3 レンズワーク
4 ポジション・アングル
COLUMN カメラとレンズのメンテナンス
-
【中級編 カメラとレンズの仕組みを知ればもっと楽しくうまくなる!】
1 露出モード
2 プログラムAE
3 露出補正
4 ホワイトバランス
5 AF・ドライブ
6 絞り優先
7 玉ボケ
8 光条
9 シャッター優先AE
10 交換レンズ
11 広角レンズ
12 望遠レンズ
13 大口径レンズ
14 仕上がり設定
15 WB補正
16 光の向き
COLUMN 見直しておきたいカメラ設定
-
【上級編 プラスワンのアイディアであなたの写真はさらに輝く!】
1 マクロレンズ
2 魚眼レンズ
3 三脚
4 レンズフィルター
5 NDフィルター
6 PLフィルター
7 ストロボ
8 多重露光
9 シーン①スナップ
10 シーン②風景
11 シーン③夜景
12 シーン④動体
13 RAW現像
COLUMN データ管理とバックアップ

ココがおすすめ

カメラ・写真に必要な知識が網羅されている

物事を上達するうえで必要なことは知識。全く未知のジャンルだと、言葉すら分からないことがありますよね。これでは検索して理解を深めることもできません。

そこで、この本は初心者から上級者までで必要になる知識が網羅的に紹介されています。具体的に言えば、目次からも分かりますが、カメラの選び方・設定・撮り方・現像・周辺機材までカバーされています。

比較画像も多様に使われており、文字情報だけでは伝わらないカメラの特性を分かりやすく解説してくれています。

ここで得た知識に、SNSや書籍、自分の体験で幹に枝葉を付ければみるみる上達するでしょう。

ココが惜しい

1.表記の仕方に語弊を生じさせる
2.情報が詰まりすぎている(ターゲティングが曖昧)

まず、「1.表記の仕方に語弊を生じさせる」がどういうことかというと、初級・中級・上級という表示が最たるものです。

この本はあくまでも初心者向けです。その中でのランク付けであり、情報が嚙み砕かれているため、細かなカメラの原理などが解説されているわけではないです。

例えば、F値はボケだけに関係するものではなく、絞るほど画質が劣化します。

このF値の細かな話はこちらの記事を参照してもらいたいのですが、本の中では「最も小さいF値(開放F値)かF11にするのがおすすめ」のような知識だけでWhatの部分が解説されていません。

ここで「2.情報が詰まりすぎている(ターゲティングが曖昧)」という話に繋がりますが、1ページ当たりの情報量が多く、少し読むのが大変です。お写真はとても上手で説明が分かりやすいだけに、ここでもっと深掘りがあれば良いなというところに解説がなく、難易度が急に高くなった情報が記載されていたりと情報のレベル感にバラつきがある印象

紙媒体なので限界があるので仕方ない部分ではありますが...

ただ、1000円台でこの情報量がまとまっているのは、調べる労力を考えれば超リーズナブルな価格であるため、迷ったら買うべき1冊。

カメラはじめます!

説明の丁寧さ

読みやすさ

情報のコスパ

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2018.1/20¥1,200
この本の目次
【第1章 プロローグ】
・なんで私が一眼レフ?
-
【第2章 運命のカメラとの出会い方】
・意外と知らない一眼レフとミラーレスの違い
・カメラ選びのポイントはこれだけ
・すず先生のカメラ豆知識①
-
【第3章 覚える言葉は3つだけ!カメラのコツ】
・私、写真が下手かも!?
・カメラが写す現実と理想のギャップ
・いつものオートは、簡単に卒業できる
・覚えることは3つだけ
・背景をつくると、主役がキラリと光る
・あえての逆光が、最高のシチュエーションだった
・一見何もない場所から、キラキラの宝石を写し出す
・すず先生のカメラ豆知識②
・ゆるふわに飽きたら、太陽でかっこつけてみる
・ドラマチック色でつくる!
・3つだけ覚えて、キャンプに行ってみた
・3つの組み合わせで、撮れる世界は無限大
・すず先生のカメラ豆知識③
-
【第4章 知っているだけでセンスいいねと言われる!写真のコツ】
・一発で写真がアカ抜ける黄金法則
・何を撮っても絵になるシンデレラタイムがある
・すず先生のカメラ豆知識④
-
【第5章 デジタル一眼カメラでしか撮れない世界】
・動いているものをピタリと止める!
・あえてのブレで、いつもの景色が映画のワンシーンに
・もう夜の写真を失敗しないワザ
・三脚がなくてもアートな夜景は撮れる
・オンリーワンの夜景を撮る
・目に見えない光の世界で遊ぶ
・すず先生のカメラ豆知識⑤
-
【第6章 思わず見せたくなるステキな写真のつくり方】
・花は撮る位置が9割
・おいしそう♡をつくる魔法の3拍子
・動物を愛らしく撮る5つのコツ
・魅力を120%引き出す人物撮影
・カメラと一緒にめぐる季節の旅
・すず先生のカメラ豆知識⑥
-
【第7章 売れる写真を撮るプロのテクニック】
・いい写真ってなんだろう?
・売れる商品写真を生み出す光のマジック
-
【最終章 カメラのあるちょっといい毎日】
・いざ、スコットランドへ
・あとがき

ココがおすすめ

・共感しながら問題を解決できる

カメラ・写真を上達することで最も必要なことはカメラや写真を楽しむこと。しかし、用語等が初心者には難しく感じるだけに最初が肝心で、始めに苦手意識を持たせないことが伝え手には必要だと思います。

この本はそこのところが非常に上手く構成されていて、生徒&先生&取り巻きのマンガでストーリーが進行していきます。

「理由は分からないけど、イメージと違う写真になる」という初心者にありがちな写真の漠然とした悩みを先生が具体的に撮り方・設定などを解説してくれるので、初心者の人も同じ場所で躓いたときに非常に親近感をもって読んでいける内容になっています。

ココが惜しい

・作例が限定的

情報を最小限に絞って初心者に寄り添った本。しかし、都内近辺で撮影された写真が多いように感じるため、作例は都市風景・花・人物・食事といったものが多め

本を手にとってくれる人が撮りたいものは三者三様であるため、本書は女性著者ということもあり、風景・鉄道といった比較的男性の割合が多いような被写体の解説はほぼ無いため女性向けの本であると感じた。

もちろん、撮影場所が都会のことが多い方にはおすすめしたい1冊。

中級者におすすめ

あの人が自分らしい写真を撮れる理由

説明の丁寧さ

読みやすさ

情報のコスパ

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2022.6/21¥1,800
この本の目次
【Prologue Start ボクが写真を始めたこれだけの理由】
・きっかけはラテアート
・いろんな経験がボクの写真の素地になっている
・フォトグラファーは「自分の写真」よりも「見て欲しい人」が先にある
-
【Part.1 Originality 自分らしい写真ってなんだろう?】
・オリジナリティーは他人が教えてくれるのかもしれない
・自分らしさは環境や仕事、生き方の中に潜んでいる
・雑誌と職業から構図を学ぶ
・色彩感覚はたくさん見ることで培われる
・違うジャンルのいい部分を写真に落とし込むには
・自分のセンスに自信を持つには
・自分に合わないものを知る
-
【Part.2 Imitation 真似することからすべては始まる】
・まるパクリから始めてみる
・憧れの人の機材を全部真似する
・「誰が撮ったか」より「なんかカッコいい!」を大事に
・好きじゃない写真の真似をしてみる
・食材を集めたら混ぜ合わせて料理に仕上げる
・流行に流されてみることも必要
・新しいものを探すのではなく目の前にあるものを全て試してみる
-
【Part.3 Challenge 「やってみたい」を大切に行動を起こして表現につなげる】
・新しいことはハードルを下げてやってみる
・チャレンジして失敗する。それってカッコいいと思う
・若い子の話は聞かないと入ってこない
・毛嫌いしていた世界に発見がある
・撮らない人にも写真を見てもらおう
・持っていたって仲間はできない
・凡人と非凡な人
・プロが撮った写真のようには撮れない
-
【Part.4 Expression 写真を撮って「表現」するということ】
・技術よりも撮りたい表現を先行させる
・スナップ的な撮り方とじっくり撮る撮り方
・仲間を作ると表現の幅が広がる
・レタッチのゴールはどこにあるのか
・相手のことを知らないと配役はできない
・ひとり遊びができるモデルさんがいい
・モデルさんに求めることはまず楽しんでもらうこと
・モデルさんのイメージが「なんか違う?」と感じたら
・ポートレートがうまく撮れない理由
・表現の正解はない。だけど確率を上げる努力はできる
-
【Part.5 Skil up 感性を磨いたらスキルを高めていこう】
・自分に合った学び方を考える
・写真の武器を持っておこう
・大切なこと以外は機材に頼っていいんです
・自分のぶれないシャッタースピードを知っておく
・「ぼかす」より「ぼかさない」を考える
・好きな焦点距離を知ると写真が楽しくなる
・単焦点レンズで焦点距離を体に染み込ませる
・真夏の昼間以外はゴールデンタイム
・影を見て光の質を見極める
・弱い光と強い光で撮り方を変える
・引き締まった黒よりも曖昧な黒が好き
・写真の引き算、足し算とはなにか
・美しい肌は撮影前にほぼ決まる
-
【Part.6 Continue 写真を楽しく続けるための工夫】
・長く楽しめる環境を整えておく
・飽きたら新しい表現を見つけるタイミング
・撮りたいものは写真以外で探す
・スランプや飽きたときは別のことにやる気を使う
・なにかを変えたいなら機材を変えてみる
・好きだからこそ距離をおく
・変わらずいいと言われるために変わり続ける

ココがおすすめ

・マインド部分を唯一本にしてくれた

ある程度写真に慣れ始め、とにかくボケが楽しかった頃が終わる。

こんな時多くの人が経験する、自分の写真に対する不満や自信を無くす時期。一種のスランプ的な状態になったときに見て欲しい一冊。

多くの写真関連の本はノウハウが解説されているものが大多数です。しかし、この本は著者の考えが書かれていて、「自分らしさの出し方」や「センスに自信を持つには」といった答えのない抽象的な問いに対してひとつの答えや解決方法を紹介しています

かくいう私も"自分らしさ"に悩んでいたときこの本に出会い、その答えを見つけました。自力で答えを出すことも可能ですが先人の知恵を借りることもまた新たな知見を広げるいい機会になるでしょう。

ココが惜しい

・デザイン的な余白が多い

写真は大きく掲載されていて美しく、文章も話しかけるような語りなので読みやすいです。

ただ、写真の解説を小さく入れるためのスペース分が大きめに確保されているため、その余白を少し詰めて空いたページに素敵な写真をもっと掲載して欲しかったなと感じました。

正直、惜しいポイントとしてすぐに思いつくのはこれぐらいかなと思います

名画から学ぶ写真の見方・撮り方

説明の丁寧さ

読みやすさ

情報のコスパ

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2022.10/31¥1,800
この本の目次
【Chapter1 主題を示すための基本】
・サイズと向き
・コントラスト
・配色
・リーディングライン
-
【Chapter2 配置(構図)】
・感情を表現する構図
・ 日の丸構図
・ 三角形構図
・ 逆三角形構図
・ 対称構図
・ 額縁構図
・ 等分割構図
・ ラバッチメント構図
・ 斜線・対角線構図
・ S字構図
・ アルファベット構図
・ 黄金螺旋
・ 黄金比構図
・ 白銀比構図
-
【Chapter3 ビジュアルウェイト】
・ ビジュアルウェイトとは
・ 安定と調和
・ 奇数安定
・ 変化と調和
-
【Chapter4 リズム】
・リズム
-
【Chapter5 奥行表現】
・ 三層構造
・ 色彩遠近法
・ 空気遠近法
・ 線遠近法(透視図法)

ココがおすすめ

・トータルのバランスが非常にとれている

東京カメラ部に投稿された綺麗な写真たちと洋画・邦画が豊富に使われている。

名画から知識を学ぶ→写真を見るという順番で紹介されているため、「なぜその写真が良いのか」という部分を論理的に解説してくれている1冊。

構図に関しては知識・実践という観点で見ればこの1冊を買ってしまえば完璧なのでは?という情報量です。

被写体もバランス良く用意されているため、どのジャンルの方にもお勧めできる一冊。

ココが惜しい

・完成された写真が多い

難癖のような話ですが、作例が構図や色味がSNSナイズされているものです。

東京カメラ部ですから当前ですが、いわゆる「SNS映え」するような写真が苦手だと思う方は、上級編で紹介する「ナショナルジオグラフィック」の本をおすすめします。

SNSで目にする美しい絵画のような写真も好き!という方にはぜひ手に取ってもらいたい一冊。

上級者におすすめ

北斎のデザイン

説明の丁寧さ

読みやすさ

情報のコスパ

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2021.3/24¥2,000
この本の目次
【第1章 構図】
1 北斎が書き残した有名な構図法「三ツ割の法」
2 方向、動き、力を強調する「対角線」
3 浮世絵に動きとダイナミズムをもたらした「円弧と曲線」
4 静止画にリズムを生み出す同一形態の「反復」
5 正面に立ちはだかり隙間から見せる「シースルー」
6 視点の変化で日常を非日常に変える「高低差」
7 奇想天外な江戸のシュールレアリスム「超現実的表現」
-
【第2章 色彩】
1 新しい素材から誕生した「北斎ブルー」
2 現代の色彩理論が証明する「色彩調和」
3 江戸の粋な色使いを今に伝える「色数の制限」
4 現代のグラデーションと浮世絵の「ぼかし」
-
【第3章 意匠】
1 世界が注目する幾何学的な日本のデザイン「家紋」
2 着物、器物、建具の連続装飾文様「新形小紋帳」
3 日用品や道具に発揮される「日常の愉悦」
4 妖怪から建築まで森羅万象の「図解力」
-
【第4章 カメラ・アイ】
1 演出をリアルにする一瞬の「シャッター・チャンス」
2 遠くを引き寄せ不要なものを切る「望遠レンズの視点」
3 広い視野のすべてに焦点を合わせる「広角レンズの視界」
4 ルーペで観察するような「マクロレンズ効果」
-
【第5章 季節と人間】
1 笑いと愛情にあふれる「人間味」
2 日本の四季文化に育む「花鳥風月」「雪月花」
-
【第6章 幾何学的形態】
1 橋や船、あるいは「西洋近代への関心」
2 世界一単純な基本形「丸と三角」
-
【第7章 線の魅力】
1 北斎の多彩な筆致と画法「大和絵・漢画・洋画」
2 版画の版下絵に始まり、銅版画の線を研究し、水墨画の線へ

ココがおすすめ

・世界で評価される葛飾北斎の作品を理論で理解する試み

一見すると写真には関係ないような浮世絵の話。しかし、目次【第4章 カメラ・アイ】からも分かるように共通点が多いです。

 「甲州石班沢」を見る我々の視線は霞に溶け込む富士ではなく、波が激しく打ち寄せる岩の上の漁師と子供へ向けられます。写真に例えれば、焦点を手前に絞ると背景がぼけ、狙う夜写体以外を切り捨てる、被写界深度が浅く狭い画角の望遠レンズを使った表現です。そして最初に述べた波と漁夫が頂点となる三角に我々の焦点が絞られます。
 北斎は情報満載の絵も得意ですが(第4章3節参照)、「甲州石班沢」は狙いを定め、対象を絞り、意図的に引き算の発想で魅力を際立たせたことがあらためて分かります。当時の写真技術は開発途上ですから、望遠鏡を引いて経験した、裸眼とは違うレンズの特性にヒントを得て目的に合わせ用いたのでしょう。写真は先に発展した絵画の構図法を吸収し独自の表現領域に進みましたが、表現ソフトや知識があふれる現代は、技術や知識以前の創造する姿勢に北斎から学ぶことがありそうです。
(145頁)

特に北斎は構図や色使い、発想が優れていて、特に構図は写真においては非常に重要な役割を担っています。

世界中で作品が評価される理由を"感覚"ではなく言語化することで、著者の解釈を超えて自分なりの理解を深めることは、自分の作品に対して新たな風を吹き込むことに繋がります

ココが惜しい

・構図理解が難しい

こればかりは実際に本を手に取ってもらわなければ伝わらないことですが、構図の補助線が沢山引かれています。

私の理解力不足だとは思いますがすべてのページで理解が大変です。読み終わる前に寝落ちしてしまいます。

ただ、先に述べたように北斎のデザイン的な要素から新しい発見をすることができれば自分の中にインスピレーションを得ることができると思います。

ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 構図の法則

説明の丁寧さ

読みやすさ

情報のコスパ

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2017.3/20¥2,800
この本の目次
【第1章 視覚認知のメカニズム】
・余白の法則
・ゲシュタルト理論
・ゲシュタルト理論に関連する現象
・理論を実践で生かす
-
【第2章 構図の原則と指針】
・ビジュアルウェイト
・写真の形式と比率
・写真のフレーミング
・動的な緊張感
-
【第3章 デザインの要素】
・線の持つ力
・形がもたらすインパクト
・大きさ、立体感、パターン、質感
・遠近法と奥行き
-
【第4章 色調と色合いの役割】
-
【第5章 理論を実践する】
・撮影者の意図と発想
・原則と指針を適用する
・そのほかのヒント
・主役のインパクトを増すには
・背景を生かす
・フィルターを活用する
・撮影時のチェックリスト
・画像処理
-
【第6章 芸術としての写真】

ココがおすすめ

・プロの思考を知れる

ナショナルジオグラフィックといえば、一回くらいは名前を聞いたことがあると思います。そこで活動する彼らの思考法をたった数千円で知れるとはなんていい時代。

内容は構図に絞って徹底解説されています。この点は、「名画から学ぶ写真の見方・撮り方」と似ていますがこちらの方はより理論派。ただ、全体的に作例が大きく補助解説もたくさんあるので、用語の理解等で苦しむことは少ないです。

カメラの理解を超え、人の視覚認知のメカニズムから逆算した構図設計。受けてに対して自分のメッセージを伝えることを考え抜いている人たちの言葉は重く、学ぶことが多すぎて今まで読んだ本の中でも1,2を争うくらい興奮しました。

構図の重要性を語る一説を引用。

 写真撮影とは、作品を通して、彼写体についてだけでなく自分自身について他者に伝えるための一手段である。あなたの人生で何かほかに追求していることがあれば、きっと次のような共通点があるはずだ。それは、自我が大きな声で「私に気付いて!」と強く呼びかける行為である。イギリスで最も有名な風景写真家の一人デイビッド・ワードもこう言っている。「結局のところ、写真に何が写っているかよりも、それを自分がどう見たかを知ってもらえるほうがうれしいですよね?」
 後でも述べるが、思い通りの写真を撮れるようになるための大切な第一歩はここにある。自分のためだけでなく、作品を見てくれる人にインパクトや影響を与えるために写真を撮っているのだと、自らしっかりと認めることだ。
 私たちは作品を通して、写体に関する何かを伝えたいと願う。しばしば、風景や袚写体の美しさをとらえて表現したり、身の回りの何かに対して感じたことを伝えようとする。しかし私たちが写真を撮るきっかけとなった思いや構想を、シャッターを押すだけでカメラが勝手に表現してくれるわけがない。そうしたものは、撮影者が構図を工夫することで初めて明確に表現できるのだ。(8頁)

他にもテーマの異なる本もありますが、読んだことがないのでまたの機会に。

ココが惜しい

・今のところはなし

正直完璧です。なにか発見したら更新します。

風景写真家が選ぶ!おすすめ写真集

簡単に私が買って良かったと感じた写真集の概要といい所を紹介していきます。

地元写真家がいちばん見せたい にっぽんの絶景

写真の加工具合

価格に対するボリューム

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2022.1/25¥2,700

全国の写真家たちの写真が集まった作品集。みんなの推しの地元が切り取られている。

写真が非常に大きく印刷されており、場所の詳細な知識も下部に記載されている。また、撮影日・撮影時刻・撮影者のSNSアカウントが乗っているため、好きな作品を見つけSNSでフォローすることができます。

税抜き2700円なのに、全部で285ページあり写真も美麗であるためボーっと眺めてしまう1冊。

1枚撮りが多いような印象で、加工も自然な感じなのでSNSでの過度なレタッチが嫌いな人は好きかもしれない。

ソール・ライターのすべて

写真の加工具合

価格に対するボリューム

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2017,5/15¥2,500

ソール・ライターはアメリカ合衆国の写真家・画家。 1940年代と1950年代の初期作品は、のちに「“ニューヨーク派”写真」 と認識されるものに重要な貢献をした人物。(引用 : Wikipedia)

昨今のSNS映えを狙ったような写真とは対極にあるような写真たち。彼の身近な言葉とモノクロやビビットな写真が紡ぐ不思議な写真集となっています。

デザイン的にも優れていてインテリアとしても飾っておきたいくらい。縦写真が多く、含蓄のある言葉が添えられているため、なんだか哲学書のようにも思えてくる1冊。300頁近くあるのでボリューム満点。

ソールライターの来歴
【来歴】

1923年12月3日、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。

父親はユダヤ教の聖職者ラビ。

1930年代、ニューヨークのタルマディカル・アカデミーで学ぶ。

1935年頃、初めてのカメラ・デトロラを母親に買ってもらい、

写真を撮りはじめる。

1940年代、クリーヴランドにある

テルシェ・イエシヴァ・ラビニカル・カレッジで神学生となる。

1946年、神学に嫌気がさし同校を中退。

画家を志し移住したニューヨークで、表現主義の画家、

リチャード・プセット・ダートと出会ったことで

写真への関心が芽生える。

1951年、『ライフ』誌にモノクロ写真のフォトエッセイ

<The Wedding as a Funeral>が掲載される。

1953年、ニューヨーク近代美術館で開催された展覧会

『Always the Young Strangers』の出品作品に選ばれる。

1957年、『エスクァイア』誌のアートディレクター、

ヘンリー・ウルフが

ソール・ライターにファッション写真の撮影を依頼。

1958年、ヘンリー・ウルフがア―トディレクターに就任した

『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事を始める。

1960年代-80年代、『ハーパーズ・バザー』をはじめ

『エル』『ショウ』『ヴォーグ(英国版)』『クイーン』『ノヴァ』

各誌のためにファッション写真を撮影。

1981年、ニューヨーク5番街にあった

商業写真用の自分のスタジオを閉める。

2006年、ドイツの出版社シュタイデルが

初の写真集『Early Color』出版。

ミルウォーキー美術館でカラー写真による初の個展

「In Living Color: Photographs of Saul Leiter」開催。

2008年、パリ、アンリ・カルティエ=ブレッソン財団で

「Saul Leiter」展開催。

2009年、ニューヨークのクノードラー・ギャラリーで

30年にわたって制作された絵画作品の初の展覧会

「Saul Leiter Paintings」開催。

2012年、トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画

「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと

(原題:In No Great Hurry 13 Lessons in Life with Saul Leiter)」

が製作される。

2013年、11月26日、ニューヨークにて死去。享年89歳。
-
引用 : SAUL LEITERーソール・ライター - ほぼ日刊イトイ新聞 (1101.com)

正直、良さが完璧に分かるかと言えばNoです。

ただ、どこか琴線に触れるような不思議な魅力を持った写真たちで、人気を博していたこともあり買ってみました。生き様が面白く、写真と彼の思想を併せて楽しむのがベストな珍しいタイプの書籍だと思い紹介しました。

ソール・ライターに関する本はたくさんあります

The North Wods(ノースウッズ) 生命を与える大地

写真の加工具合

価格に対するボリューム

素材の質感

初版発行日定価(税抜き)
2020.2/22¥2,500

太古から人と自然の物語が紡がれてきた世界最大級の原生林、ノースウッズ。そこで旅をする一人の写真家、大竹英洋が見た景色。

ひたすらに圧倒される写真ばかり。写真に細かなエピソードや状況説明が付記されているため、撮影意図がわかりやすいです。

あまり価格の話をするのは無粋であるが、2750円でこの縦横24cm正方形のサイズ感と200頁ほどのボリューム、写真のクオリティーは破格であると感じる1冊。

日本にいればまず見ることはできないであろう風景や命の躍動を感じることができる。今すぐにでも遠くに写真を撮りに行きたくなる力を貰える写真集である。

機会があれば詳しく紹介したい本

私がまだ読めていなけど、書店で見てこれはいいな!と思った本もせっかくの機会ですし掲載しておきます。

初心者向け

中級者向け

上級者向け

まとめ : 本ならではの良さ

いかがでしたでしょうか。

今回紹介できた本はごく一部。まだまだ未知の書籍が沢山あるはずです。

ご自身でも探してみたり、「北斎のデザイン」のように写真以外のジャンルで写真に応用できる内容の情報は計り知れないほどあるのでぜひ知見を広げるためにも本にたくさん触れてみてくださいね。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

  • この記事を書いた人
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Kudou Eishi

自然とカメラが大好きな21歳。 コロナ禍で本格的にカメラに夢中になり、Canon R6を購入。ブログ、YouTubeを立ち上げ、現在に至ります。

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