カメラの進化・SNS普及で感性や配慮が大切になった話

2022,10/28

α7RVが登場してカメラ界隈は盛り上がっている2022年10月下旬。AI搭載によってよりカメラが賢くなりました。

そこで今回は、著しい進化を遂げるカメラたちによって変わったクリエイター像を私なりに考察してみようと思います。

自分の作品を多くの人に見てもらいたい人必見の内容です。

この記事で学べること
工藤瑛志
・SNSを運営したい人が意識すべきポイント

・今のSNS戦国時代の流れ
・技術より大切なこと

カメラの進化・SNS普及で感性や配慮が大切になった話

CanonのR系統の手振れ補正の分かりやすい進化やNikonZ9のフラッグシップにふさわし新時代の一眼カメラ、と各社ミラーレス一眼の進化は著しいですよね。

ミラーレス一眼がここ数年でレフ機と同等にファインダー等の面で"使える"機種になってきたのは確かな進化だと思います。

私自身の考えでは以下の点が、カメラ技術の進化やSNSの普及によってもたらされた新しいクリエイター像になると考えます。

  • 技術より感性
  • 好かれるコミュニケーション
  • 時代の流れに乗る

アマチュアとプロの壁の崩壊

もしあなたが動画制作や写真撮影においてただ技術的に優れた物を作成したければ、100万あればひと昔前の映画位のクオリティを出すことは可能だと思います。

一台カメラがあれば、写真も動画も何でも作れます。

カメラ50万、レンズ20万、マイク5万、ジンバルや三脚10万、備品15万。十分過ぎるほどです。上達するための方法もネットの海に無数に落ちています。

カメラの敷居が低くなった時代に、自分の作品を他者に見てもらえるようになるためには技術も大切ですが、あなたの感性や人間性が重要になってきます。

カメラマンより写真家の時代に

まずカメラマンと写真家の定義として、カメラマンは依頼されて撮影。写真家は自分の撮りたいものを撮影といった定義にします。

私は商業カメラマンの経験などはないので、分かりませんがカメラ技術の進歩やAIの普及によって間違いなくカメラマンも写真家にシフトしていきます。

シャッターを押せば最低限の写りは担保されていますから。

また、AIを使ったファッションモデルも登場しています。

ついにここまで! AIを「ファッションモデル」に起用する企業が登場

カメラで生計を立てたいなら、企業との契約もいいですが、ファンづくりをしていった方が良さそうなのが伺えるニュースです。

技術より感性が評価される時代へ

技術”より”というと、技術を蔑ろにしている印象になりますが、そういう意図ではなく「技術はあって当たり前」だから評価されなくなるという意味です。

α7RVのAFが分かりやすいですが、被写体を画角内に入れさえすればピントが合いますよね。

ということは所謂「属人性」のような、誰が撮ったか、誰の作品かが重要視されるようになるのは当然の流れです。誰が撮ってもそこそこ上手に撮れますからね。

人間性込みの作品

最近のマーケティングの手法、DECAX(デキャックス)

DECAXは、SNSも考慮した新時代の購買行動プロセスのフレームワークです。

AIDMAとは!AISASとの違いやフレームワークの概念を徹底解説!

こんな感じで特に関係構築の場面において、人間性も重要になってきます。

あなたも好きなアーティストの曲だけでなく、人柄も良く好きになったら一層好きになりますよね。


カメラ系の発信活動をして感じる重要なこと

私はYouTubeやInstagram、Twiiter、ブログと色々な媒体を使って自分のカメラに関する発信をしています。

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その中で日々感じることを感想として述べていきます。

如何にコミュニケーションを取れるか

技術的な差がカメラの進化によって他者と分からなくなっている今、特に動画では演出面で差を出していく必要があると僕は考えています。

何を撮るか。どう撮るか。どの音楽を選ぶか。全てにおいてその人らしさが現れるポイントです。YouTube等では当然ひとりで全てこなす訳ですから、全部を考える必要があります。

しかし、我を出す前に重要なポイントは視聴者と積極的にコミュニケーションすること

ようやく、最近は僕の動画も500-1000回再生されるようになってきました。ここに至るまでに意識したポイントは正にこれです。

特に感謝を伝えることなどは非常に重要で、この動画は始めて字幕を入れた動画です。この動画を境に多くの方がコメントして頂けるようになった動画です。

動画だけではなく、InstagramやTwitterでも同じです。

【動画】視聴者に寄り添うコンテンツにできるか

最近のコンテンツは如何に可処分時間を奪い合うかの争いです。しかし、YouTubeも見るという行為ではなく、聞くという行為に着目すれば「ながら作業」には最適です。

こういった意味で、音声に注力していないコンテンツは犬猿されがち。この点は西田さんとドリキンさんの対談でもお話しされていました。

映像は綺麗なのに、音声がカメラほど自動化されていないが故に意識しないと疎かになる部分です。

カメラの進化によって映像が簡単で綺麗に撮れるようになっているのに、音だけしか聞いてもらえないなんて不幸だと思うかもしれないですが、自分のコンテンツが無名で終わるよりはマシです。

また、映像を確実に見てもらう必要があるコンテンツであれば字幕を入れて、電車内等で無音・小音でも楽しめるように工夫する必要があります。

【写真】読み手を意識できるか

SNSでは写真は一瞬で消費されます。

そのため、まずは興味を持って立ち止まってもらう必要があります。

私の場合Instagramの写真は伝えたい内容が正方形の中に収まるようにしています。

後は特徴的な色使いをしたりと何かしら目を惹くような工夫を凝らす必要があります。

まとめ : 自分を知ってもらう

基本的にはSNSもリアルの対人関係と変わらないです。

そこに、あなたの体験や感性を通してのコンテンツに価値が生まれます。

コンテンツを見てくれた人の心を動かすことができるようになることが一番重要なポイントです。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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