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必要なスキル
内容の重要度
「一眼やデジカメで撮影したけど、フィルムみたいな写真もいいな」という方に!
今回は初心者の方向けに丁寧に解説、普通の写真をフィルム風にレタッチする方法を解説していきます。
レタッチに苦手意識がある人必見の内容です。
この記事で学べること
・フィルム風になるHSLとカラーグレーディングの操作
最後まで見て頂けるとこんな感じの仕上がりになります。
Lightroomでフィルムカメラ撮影風にレタッチする方法
押さえるコツはこの通りです。
ココがポイント
・コントラスト強め
・青強め
・暗部に茶色
基本補正
まず最初は普段のレタッチと同様に露出やコントラスト、彩度を調整していきます。

沢山調節していますが、あなたが補正するときは、
- コントラストを強める
- 自然な彩度-、彩度+
- テクスチャ-7
- 明瞭度+14
- かすみの除去-8
を意識してください。

「シャドウ」などでの調節が難しい方は「コントラスト」だけで調節するのもいいです
彩度と自然な彩度の違いが分からない方はこちらの記事で感覚的に理解してもらった方がレタッチの理解もしやすいと思います。
本題に戻ります。テクスチャやかすみの除去を下げる理由は少しぼかした感じにすることで、フィルムの画質を表現しています。
RGBトーンカーブで暗部を上げていきます。

左から順番に、0/23、66/55、127/127というトーンカーブを描いています。
ここまでのレタッチで以下のような色味になります。

トーンカーブで茶色を再現していく
茶色は赤・青・黄色を混ぜると再現できます。


「シャドウ」と書かれた、この円の丸の位置を緑に移動させることで暗部に黄色が載ります。下のバーはいじる必要はないです。


HSLでブルーを強調

HSLは特定の色の色相を変えたり、彩度を上げたりするものです。
HSLについてもっと理解を深めたいという方はこちらの記事で詳細に紹介していますので参考にしてみてください。
ブルーを強調します。こうすることで、フィルムのコントラストの強い色を再現することができます。

どうでしょうか。あなたの写真はうまくフィルム調の色味が出ているでしょうか?
周辺減光
フィルムのケラレ(四隅が暗くなること)を再現していきます。気持ち強めにかけてもいい感じがします。

周辺減光する方法は円形のマスクでもいいですし、画像のように「効果」の周辺光量補正で減光しても大丈夫です。
完成
これで完成です。お疲れ様でした。

作例






レタッチをプリセットとして保存する方法
「どうやって今レタッチしてきた、内容をプリセットとして保存すればいいんだ」という方はモバイル版・PC版いずれの方も以下の記事をご覧頂けると、解決できると思います。
レタッチの勉強法
現像って難しいですよね。自分の再現したい色味を出すだけでも最初のうちは苦労するものです。
そもそも現像ソフトの機能をしっかり使い切れているのすら怪しい、なんてことも。
そこで誰かが制作したプリセットを買って勉強するのも一つの手段です。私も最初のうちはPeter McKinnonというフォトグラファーのプリセットを買ってLightroomの勉強をしていました。
プリセットはその人のノウハウが詰まった作品です。自分がまだ使ったこの無い機能の扱い方など一気に勉強することができます。
手前味噌ではありますが、私もプリセットを制作しています。ネットの海で出会った何かのご縁ですしこの機会に以下のフィルム風・映画風になるものからこれ以外にも幅広い色味のものありますので見てもらえると嬉しいです。ちなみに、無料ダウンロードできるお試しの機会もあるのでぜひご活用ください。
プリセットに関しては買って頂いた方限定ですが、補正サービスも行っているので絶対に買って無駄にはさせないです。
まとめ : 練習あるのみ!
少し初心者の方が見られている場合は用語が難しかったと思います。でもこれらを覚えると写真表現の幅が格段に向上するので早いうちに慣れてしまうのが吉です!
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!