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昔の二眼レフなどで撮影したカメラの雰囲気には俗に言う「エモさ」を感じる時がありますよね。
そこで今回は、現代のカメラで写した写真をレトロ風にレタッチする方法を解説します。
この記事はこんな方におすすめ!
・日常の写真をシネマティックにしたい人
記事を最後まで見ると完成する写真はこんな感じです。
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茶色系レトロ
あまり整い過ぎた写真よりも、スナップ写真の方が相性が良いと感じたので、スナップ的に撮った神社の写真を使います。

ココがポイント
・高コントラスト
・茶色
・周辺減光
基本補正
早速ですがレタッチしていきましょう。最初は基本的な露出・コントラストの補正です。

コントラストは強めに設定します。
この後トーンカーブでフィルムライクな感じで暗部を持ち上げるためです。

ここは好みですが、私は彩度に関しては「彩度」は低め「自然な彩度」高めに設定しました。
比較として「彩度」を高め、「自然な彩度」を低めの設定も用意しました。
RGBトーンカーブ
S字ですが、黒レベル(一番左側)を大きく持ち上げます。


R・G・Bごとのトーンカーブ
茶色を再現します。茶色の作り方は簡単にいうとR>G>Bでトーンカーブの位置を設定します。



周辺減光
円形マスクで周辺減光していいですし、「効果」で適用量を下げ周辺減光しても大丈夫です。


比較
緑系レトロ
主に夕陽や太陽が画角内にある写真との相性が良いです。

ココがポイント
・グリーンのトーンカーブ
・ハイライトのカラーグレーディング
基本補正
ハイライトを高くして光源を強調します。また、コントラストも高めにします。

自然な彩度や彩度の設定は好みで大丈夫です。

トーンカーブ
黒レベルを持ち上げ霞を追加します。

グリーンのトーンカーブはシャドウ部分をほんの少しと黒レベル部分を持ち上げることで、緑を乗せることで、若干フィルム調にすることができます。


カラーグレーディング
光源に本来の色を乗せ写真にメリハリをつけたいので、カラーグレーディングのハイライトでイエローを乗せます。


比較
まとめ
一番のポイントとしては、やはりトーンカーブでの色調補正です。
日常系のスナップ写真によく似合うレタッチだと思うので、是非プリセットととして保存しておくことをお勧めします。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!