桜のある風景写真を4つのテーマでレタッチ解説

2022,03/26

この記事はこんな方におすすめ!
工藤瑛志
・桜のレタッチについて悩みがある人

・自分が好きなレタッチ方法を参考にしたい人

以下の写真がレタッチした結果です。全て読むのは大変だと思うので、お好きな写真を目次から選んでお読み下さい。

透明感
ハイキー
HDR
シネマティック

撮影のコツについてはこちらの記事をどうぞ。

桜のある風景写真を4つのテーマでレタッチ解説

今回のレタッチでは全て、プロファイルはカメラマッチングのニュートラルをあてています。

今回の記事ではLightroomの用語について細かに解説することはしないので、例えば「白レベルとハイライト」の違いなどが分からない方は以下の記事を見てから、本記事を読み進めた方がよりレタッチのコツを掴めると思います。

透明感

桜をたくさん入れ、空間を広く撮影した写真をレタッチに使います。

ココがポイント

・低コントラスト
・露出高め
・色温度が青め

step
1
コントラストを抑えたレタッチ

上述のポイントを押さえてレタッチします。

(テクスチャや明瞭度、かすみの除去はあなたのお好みで大丈夫です。)

step
2
HSL

透明感のある写真は空が水色に近くすることで、全体的な雰囲気を柔らかい印象にすることができます。また、この写真では下部の黄色が暗っぽい感じなので、上部の空と下部の地面をHSLで調節していきます。

イエローは輝度を上げることで、明るく。

ブルーは色相をマイナスにすることで水色にします。

(イエローはあなたの写真によっては、必要ありません。)

step
3
光源の追加

太陽が左上にあるのでそれを円形マスクで強調します。

露光量を上げることで太陽の位置を再現し、黒レベルをプラスに振ることで発生する霞をフレアに見立てます。

あとは書き出せば終わりです。

ハイキー

ハイキーなレタッチは、桜が画面いっぱいに広がっている写真を使います。

ココがポイント

・高い露出
・なるべく色を少なくする
・光源を意識する

step
1
露出高めの補正

露出をかなり高めに設定しつつ、若干白飛びする場所があるくらいにハイライトをコントロールします。

(彩度は下げつつ、自然な彩度は上げることで全体的な雰囲気を白寄りにします。)

step
2
光源の追加

光源を再現する円形マスクは広い範囲にすることで、ハイキーの眩しさを表現します。

あとは書き出せば終わりです。

HDR

ココがポイント

・広いダイナミックレンジ
・クリア
・カラフル

step
1
広いダイナミックレンジのレタッチ

コントラストとシャドウは上げつつも、眠い印象にならないよう黒レベルはマイナスにします。

クリアな仕上がりにするために外観を全てプラスにします。

step
2
彩度

彩度を自然な彩度より高めに設定します。

あとは書き出せば終わりです。

シネマティック

ココがポイント

・素材を生かしたレタッチ
・周辺減光
・2:1トリミング

step
1
素材を生かしたレタッチ

補正は最低限に少しコントラストを上げ、桜と夕日の色味を強調するために彩度を上げます。

step
2
周辺減光

視点を集中させたいのは中央の桜なので、夕日の位置が左側にあるので右側は減光します。

step
3
トリミング

映画は縦横比は2:1に近い形なのでそのようにトリミングします。

SNSに投稿する際などは上下に黒枠を付けることでこの比で作品として投稿することができます。

あとは書き出せば終わりです。

まとめ

桜という被写体でも、レタッチによって印象が大きく異なります。

今回の記事では、あまり高度な内容にならないようにカラーグレーディング等は行いませんでしたが、まだまだ自分なりのレタッチをする余地は残っているので、たくさんの写真を参考にご自分の気に入るレタッチを探してみてください。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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