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同じ一眼カメラという括りの中でも、この二つの違いについてカメラを始めて間もない方は、いまいちわからない方もいらっしゃると思います。自分の撮影スタイルに合わせてカメラを選ぶ必要があることを考えると、これらの差異を知っておく必要があります。
この記事はこんな方におすすめ!
・結局どっちがいいのか迷っている人
本稿では、一眼レフとミラーレス一眼の3つの大きな違いについて詳しく紹介したいと思います。
3つの違い
結論から言うと、一眼レフカメラとミラーレス一眼の大きな違いはこの3つになると考えています。
- 大きさ
- ファインダー
- レンズ
以下、詳しく見ていきましょう。
大きさ
基本的に筐体の大きさも重量も重いのは一眼レフです。理由はとても簡単でプリズムやレフ(鏡)が入っている分、これらがないミラーレス一眼に比べて相対的に大きく、重くなってしまうのです。
では、具体的にどのくらい重さの違いがあるのかCanon機で比べてみます。比べるのはCanonの一眼レフ・ミラーレスの中の同じ5の系譜のカメラです。


5D Mark Ⅳ | R5 |
約150.7(幅)×116.4(高さ)×75.9(奥行)mm | 約138.5(幅)×97.5(高さ)×88.0(奥行)mm |
800g (本体のみ) | 650g (本体のみ) |
本体のみ(バッテリー・カードなし)の重量でも、性能は変わらず、一眼レフとミラーレス一眼というだけで150gもの重さが変わってしまいます。
ファインダー
一眼レフのファインダーは光学式であるため、電子式ファインダーであるミラーレス一眼のような遅延やタイムラグは、絶対に発生しません。この点でオリンピック等のシビアな撮影を行うプロのカメラマンは一眼レフを使っています。
ただ昨今のミラーレス一眼の普及によりファインダーの性能も飛躍的に上場しているので、ファインダーが電子式であることによるデメリットは少なくなっていくでしょう。

OVF(光学ビューファインダー)とEVF(電子ビューファインダー)について、さらに詳しく知りたいという方はこちらの記事を御覧下さい。
レンズ
ミラーレス一眼はその構造上のメリットにより、一眼レフカメラでは考えれないほど高性能でコンパクトなレンズを作ることができます。
ミラーがない分、センサーとの距離を短くできることで、レンズ設計の自由度が上がったために、最初はSonyの独壇場だったフルサイズミラーレスにCanonやNikonなどが本格参入するほどです。
Canonのズームレンズを比較すると同等の性能でもレンズサイズと重さが大きく異なるのが分かると思います。
RF70-200mm F2.8L IS USM | EF70-200mm F2.8L IS III USM |
89.9×146mm | 88.8×199mm |
1,007g | 1,480g |

2021年においては、まだ一眼レフの方がレンズが豊富で安価で入手できます。しかし、大三元などはとても充実してきています。
まとめ
一眼レフのメリット
・ファインダーの遅延がない
・レンズが豊富
ミラーレス一眼のメリット
・筐体がコンパクト
・ファインダーで露出等をシミュレーションできる
・レンズもコンパクト
それぞれのメリットを上げましたが、これ以外にも良い所や悪い所はあります。もしカメラの購入を検討されている場合でしたら、''必ず''店頭に赴いて実機を触ることをオススメします。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!