写真 : 機材のこと 写真のハウツー

【徹底解説】35mm換算をする理由とイメージサークルの関係

2021,08/13

カメラの動画やカタログを見ていると、35mm換算という言葉目にしませんか。換算する方法はわかったけど、なんでする必要があるのか良く分からなくないですか?

そこで今回はこの35mm換算という言葉の語源などから遡り、詳しく説明していきます。

センサーサイズの違うカメラを使う人必見の内容です。

この記事で学べること
工藤瑛志
・35mm換算が必要になる理由であるカメラの仕組み

・35mm換算の具体的な計算方法

35mm換算をする理由とイメージサークルの関係

35mm換算とは

ココがポイント

焦点距離をフルサイズ基準の値に計算すること

レンズの焦点距離というのは、カメラに搭載されている、センサーサイズによって変化します。

焦点距離はフルサイズが基準なので、これ以外のAPS-Cやフォーサーズ等は計算して、焦点距離を求める必要が出てきます。

フルサイズ機を導入した場合は、レンズがフルサイズ用以外のレンズ(APS-C用等)の場合のみ換算する必要がありますが、フルサイズ用レンズの使えばこれらは考える必要がなくなります。

語源

35mm換算という言葉の由来は 、デジタルカメラ登場前のフィルムカメラのフィルムが、以下の写真のように横幅35mmでフルサイズセンサーと同じ大きさだからです。

今は35mm換算という言葉に限らず、フルサイズ換算とも言います。今はどちらでも通じると思います。

写真が四角い理由

まず写真が撮れる過程は、レンズの光を通して、イメージセンサーが光を受けます。

レンズからの光は画像のような丸型で、イメージセンサーが角型なので、出てくる写真は当然四角くなります。

レンズはセンサーサイズごとに適したサイズ

センサーサイズが大きいほど当然円も大きくする必要があるため、必然的にレンズ自体巨大化します。

その逆もしかり。

したがって、センサーサイズごとに適したサイズのレンズが用意されていることになります。

35mm換算を使う意味

あなたにはこの前提を念頭に置いて欲しいです。

イメージサークルはイメージセンサーより大きくなければいけない。

フルサイズ対応のレンズをAPS-C機に装着した場合を想定すると以下の通り。

例えば、このレンズがフルサイズ機対応で300mmだった場合、APS-C機でもレンズの焦点距離の表記は当然300mmです。

しかし、実際はフルサイズ換算で300mm×1.5=450mm相当になっているという状況です。

APS-C機専用レンズ

APS-C機専用のレンズでは、表記と実際の統一されているため、先ほどの画像と同じ画角で撮影したい場合、APS-C機専用レンズでは焦点距離450mmで撮影する必要があります。

つまり、APS-C機からフルサイズ機などとセンサーサイズを大きくする場合、好きな焦点距離がAPS-C機で50mmだったとしても、フルサイズ機では、75mmだということです。

35mm換算計算式(マイクロフォーサーズ・APS-C・中判)

計算方法の一覧を載せておきます。

フォーサーズAPS-Cフルサイズ中判
2.01.5
(Canon機は×1.6)
F×10.8
焦点距離=''F''とします。

Canon機に関しては1.5倍ではなく1.6倍ですので注意してください。

50mmの画角を フォーサーズ  APS-C  フルサイズ 、それぞれで表現すると以下のようになります。

同じ50mmでも全く違いますね。こういった現象が発生することから、基準を揃えた35mm換算する必要があるのが分かると思います。

センサーサイズによるボケの違いの記事でも説明しましたが、ボケは焦点距離によっても左右されるます。

この写る範囲がセンサーサイズによって異なるという関係から、フルサイズ機よりAPS-C機の方がボケやすく、APS-C機よりもフォーサーズの方がボケやすくなります。

まとめ

35mm換算という言葉について理解して頂けたでしょうか。今回の話のようにフィルムカメラ時代からの名残が残っているものが他にもあるかもしれません。探してみるのも面白いと思います。

カメラを始めたばかりの方は、あらゆるカメラ用語を理解するだけでも大変だと思いますが、実際にカメラを触って、カメラや写真を通して言葉をイメージと結びつけるとすぐに理解できるようになります。頑張って下さい!

焦点距離によって見える世界は全く異なりますので、ぜひ好きな焦点距離を見つけてみてください。

以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!

初心者の90%が意識できていなくて、上級者が無意識にやっている3つの撮影のコツ

Black Magic Cameraアプリ : iPhoneの使い方徹底解説|撮影から素材共有まで

一眼カメラの写りがiPhone・Android(スマホ)以下になる撮り方・設定・環境

初心者へのカメラ選びはCanon,Sonyを薦める4つの理由

センスの良い、優れた写真とはどんな要素を持った写真?|構図編

機材はどのECサイトで買うのがベスト?カメラ4台持ちが考える最適解

SDカードの適切な選び方:撮影を快適にする転送速度や容量の関係

センサーサイズが違うと何が変わる?自分に最適なセンサーサイズの選び方

イルカショーを一眼カメラで上手に撮る設定・撮り方を徹底解説【マクセル アクアパーク品川】

写真が下手か上手かは写真が記録であるか作品であるかの違い

RAWデータをPCからそのままLINEなどのSNSへ送信する2つの方法

軽さは正義!カメラにおいて軽いことが重要な3つの理由

【初心者必見】写真の青空が白くなる(白飛び)等の光が入り過ぎる5つの原因と改善方法|コンデジ・一眼レフ・ミラーレス一眼カメラ

手振れ補正に頼らず手ブレを抑えるため対策方法【シャッタースピード知識】

写真構図のInstagramを活用した上達法|たったひとつの原則作り

【初心者必見】写真が上手な人が”必ず”意識している5つのポイント

家でできる!写真撮影のセンスを磨く3つの方法

独学風景写真家が選ぶ!写真関連おすすめ本9選【2022年版】

写真の世界観・雰囲気を作るための色温度の重要性|Lightroom

【iPhone】夜にノイズを少なく写真を撮る方法

日中・明るい環境での動画撮影にNDフィルターが必要な理由と装着によるデメリット

写真で違和感なく色を鮮やかに現像する方法|Lightroom

【初心者必見】写真がずっと上手くならない5つの行動

【PC版Lightroom】一括現像・レタッチの方法を2つ解説

カメラの進化・SNS普及で感性や配慮が大切になった話

一眼カメラに撮れてスマホに撮れない写真5選

【映画風レタッチ】3ステップでLightroomで映画風に現像する方法

【一眼カメラ】センサーサイズはフルサイズのメリットが大きい理由

RAWやJpegの写真データを長期保存する3つの方法

紅葉の撮り方のコツは4つ!誰でも簡単にできる方法を紹介

NDフィルターの使い方、シャッタースピード計算方法とコスパ最強NDフィルター紹介

【完全版】センスがなくても確実に上手くなる!技術の磨き方

良い構図はトリミングでも決まる!コツを徹底解説

意識すれば劇的に上手くなる!写真の基礎構図7選を作例で紹介

風景写真に立体感を生み出すレタッチ方法|Adobe Lightroom/Photoshop

初心者がやりがちなミス5選!とその具体的な改善方法

【保存版】展望台からの夜景を絶対に失敗しない撮り方

「高いカメラを買うと上手くなる」理由を解説

初心者から素早く上達するための4つの簡単なポイント

【フィルム風レタッチ】フィルムカメラで撮影した風に加工する方法|Adobe Lightroom

Lightroomでレトロ風、エモい感じにレタッチする方法

カメラ初心者が必要なアイテム・備品のすべて

カメラストラップの選び方と風景写真家お勧めのストラップ紹介

一眼カメラを買うべき人の3つの要素

カメラのモードダイヤルの使い分けを初心者向けに徹底解説

Lightroomのレンズ補正とはどんな機能か、画像で解説

桜のある風景写真を4つのテーマでレタッチ解説

RAWデータの扱いとスマホへ共有する3つの方法

一眼レフ・ミラーレス、ビデオカメラ用三脚の選び方の重要な4つの基準

X(旧Twitter)で4K画質の写真をアップロード/ダウンロードできない理由と可能にする方法

高画素数=高画質になるとは限らない!カメラの画素数の話

【初心者必見】カメラ選びで注目すべき5つのポイント

InstagramのHUB(ハブ)とフィチャーの役割と効果について解説

レンズフードはいらないのか。レンズフードの効果

フレアとゴーストってなに?発生原因と消す方法について簡単解説

一眼レフとミラーレスは全く異なる!3つの大きな違いと選び方

OVFとEVFの大きな違いと撮影時のメリット・デメリット|一眼レフ・ミラーレス一眼

RAWとJPEGの画質面の違い。レタッチが必須となる理由

【デジカメ用語のBit】画質に直結するビットを簡単解説

【人間の眼が最強!?】カメラ用語のダイナミックレンジ

【徹底解説】35mm換算をする理由とイメージサークルの関係

一眼カメラの交換式レンズ(単焦点レンズ・ズームレンズ)の種類と撮れる写真

オートン効果で幻想的な写真に!Adobe Photoshopでエフェクトをかける方法

【PC・iPhone・iPad】HSLの使い方解説|Adobe Lightroom,Photoshop

【初心者必見】自然な彩度と彩度の違いをマスター|Adobe Lightroom

【初心者必見】白レベルとハイライト、黒レベルとシャドウの違いを簡単解説|Adobe Lightroom

最も画質が良くなるF値がある!F値に関するボケ以外の知識

F値が大きく変える、ボケや明るさとの関係【初心者必見】

シャッタースピードを変化させて長時間露光(バルブ)で表現を増やそう

シャッタースピードの決め方・被写体ごとの目安【初心者必見】

-写真 : 機材のこと, 写真のハウツー
-, , ,