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カメラの設定でシャッタースピードやISOと並んで重要な項目のF値。しかし、これについて完全に理解するのはなかなか難しいです。
そこで今回は、初心者の方向けにF値の基礎について画像と併せて簡単に解説します。
最低限の知識だけ習得したい人必見の内容です。
この記事で学べること
・F値の考え方
初心者向けにF値の必要最小限の知識を解説
F値を変えると以下のことが変わります。
- 明るさ
- ボケ
- 画質
あまりイメージしにくいと思うので、写真や図などと一緒に見ていきましょう。
F値(絞り値)とは
F値(絞り値)とは、レンズの明るさを表す値です。
F値(絞り値)が小さいほど背景などのボケを大きくできます。

つまり、F値が小さいほど、良くボケ、明るいレンズといえます。
開放F値(絞り値)
撮影時に最も下げることのできるF値で、この数値はレンズごとに異なり、F値が大きいほどレンズのサイズが大きくなり、より高価になります。
Canonのレンズで言えば、RF50mm F1.8 USMのように焦点距離(mm)の横にあるF値のことです。これはどのメーカーであっても共通です。
F値によって変わるボケ
先ほどの画像で説明した通り、F値は小さいほどボケやすいです。
左の写真の方が被写体にピントが合っていますが、背景にもピントが合っているようにも見えます。
右の写真は背景が良くボケていますね。




ボケの具合を、左のようなの状態を被写界深度が深い。右のようなの状態を被写界深度が浅いといいます。
もう少しF値に詳しくなろう!
先ほどの画像ですが、察しのいい方は「なんで、F8とF11だけ記載しているのだろう」と思ったかもしれません。



実は、F値はボケや明るさだけを変化させているわけではありません。カメラは光を扱うものですから、当然物理学が絡んできます。
もちろん、難しい内容は全く扱いませんがF値は大きくするほど、つまり、F22などまで絞ってしまうと画質が劣化してしまいます。この他にもF値についての深掘り解説を行っているのでぜひこちらの記事もご覧ください。
まとめ : これだけは必ず覚えて!
ココがポイント
・F値は小さいほどボケる
・F値は小さいほど明るくなる
念のため、基本的な用語として被写界深度についても簡単に解説しましたが、最初のうちは無理に理解する必要はないので、「F値が小さいほど、良くボケて、大きいほど全体にピントが合ってF値は小さいほど明るくなる」と覚えておけば大丈夫です。と覚えておけば大丈夫です。
以上で終わりです。最後まで読んで頂きありがとうございました!